20日午前4時ごろ、北海道羅臼町にある羅臼温泉野営場にヒグマが現れ、北見市の女子中学生(12)らが寝ていたテントを襲った。ヒグマはテントを外から押し続け、中学生が内側からキックで応戦すると、ささやぶに逃げたという。テントは約50センチ裂けたが、中学生にけがはなかった。
asahi.com:女子中学生、テント押すヒグマ撃退 – 社会
羅臼温泉野営場、泊まりましたね。というかテント持って羅臼に行った人なら泊まった人は多いと思います。隣が無料の露天風呂の熊の湯です。
あんなところにも熊がでるんですか。熊がでちゃうとキャンプ場が閉鎖になっちゃうのが困るんだけどなあ。
同町などによると、家族5人でキャンプに来た中学生は寝ぼけていて、テントを押すヒグマを妹(10)のいたずらと勘違い。手で押し返していたが、あまりにしつこいのでキックしたという。そばにいた母(40)の目には、テントのシートの向こうにヒグマの影が見えていたという。
「妹、急に毛深くなったわね…」って、ドリフのコントみたい…。

ウトロの知床野営場には鹿がうようよ
プリントゴッコは昭和52年(1977年)に発売され、以来31年の長きにわたり家庭用のコミュニケーションツールとして多くのお客様に年賀状印刷や布印刷などに広くご愛用いただいて参りました。しかしながら90年代後半からのパーソナルコンピューターやインクジェットプリンターの家庭への急速な普及など市場環境の変化を受け、近年プリントゴッコの需要は著しく減少しておりました。
このような背景の下、当社は慎重に検討を重ねた結果プリントゴッコ本体の販売を終了することといたしました。
このような背景の下、当社は慎重に検討を重ねた結果プリントゴッコ本体の販売を終了することといたしました。
プリントゴッコ本体販売終了のお知らせ – RISO:ニュースリリース
本誌編集長にショックなニュース。「だいすき」といっていた印刷機が生産中止に。
コンピューター駆動の電子機器はただ使いこなせないだけではなく、必ず速攻で壊してしまう編集長にとってプリントゴッコは壊さずに使える唯一の印刷機器といっていいものなのです。本誌関係でもしおりやお知らせなどの一枚ものの小さな印刷物はプリントゴッコで刷っているものも多いというのに。
メーカー販売終了時期の6月30日は喪に服することにします。
8月に開幕する北京五輪の組織委員会は3日、大会期間中に訪れる外国人が守るべき事柄をまとめた「法律指南」を公表した。「五輪競技場内で宗教、政治、人種をめぐるスローガンを掲げることを禁ずる」など全57項目にわたる。
北京五輪:組織委、外国人が守るべき57項目まとめる – 毎日jp(毎日新聞)
外国人が守るべき57項目の事柄のなかには、公共の場で中国国旗を燃やしたり、踏んだりする行為や、公安機関の許可がない大会期間中の集会やデモ、地元の公安機関への届け出のない中国国内の民家での宿泊の禁止などのほかに、なんと「公共の場所での野宿を禁止」するという事項があるそうです。しかもその理由が「街のイメージを守るため」というではありませんか。
野宿は街のイメージを損なう禁止行為! これは、北京五輪組織委員会が野宿野郎にけんかを売っているとしか考えられません。
野宿野郎では北京オリンピックに行き、北京の街で野宿テロを決行して、街のイメージを崩し、レポートしてくださるかたを募集します(責任も費用も一切持ちません)。「天安門前野宿」! う〜ん、いい響きだ。
自転車で日本一周した経験がある函館市日乃出町の毛利剛(つよし)さん(64)が、空き家になっていた実家を二年がかりで自力で改造し、旅人専用の宿「ゲストハウス自遊旅(じゆうたび)」を開設した。「旅先で多くの人の世話になり、家にも泊めてもらった。その恩返し」と話し、旅人に限り無料で部屋を提供している。
手作りで無料の「旅の宿」:北海道新聞
「青森県の半導体製造会社を五十八歳で退職し、六十歳になった二〇〇四年、マウンテンバイクで五カ月かけて、八千九百キロの日本一周旅行に成功。〇七年には山岳修行の道として知られる紀伊半島の熊野古道三百五十キロを自転車で走破した。その際にテント張りの場所探しに苦労した経験から、宿泊に困っている人のために家の改造を思い立った」
という「もうさん」こと毛利さんとは編集部も面識があり、「ゲストハウス自遊旅」は世界最北端の本誌取扱店でもあります。野宿旅にあきたら函館の屋根の下で「野宿野郎」を読みながらくつろいでみてください。[自遊旅ホームページ]
江戸末期の蝦夷地の地誌やアイヌ民族の暮らしを克明に調べ、「北海道」の名付け親としても知られる松浦武四郎(1818−88年)にかかわる資料1503点がこのほど、国の重要文化財に指定されることが決まった。この中には「戊午東西蝦夷山川地理取調日誌」(戊午日誌)、「十勝日誌」など、十勝にかかわりの深いものも多く、研究者らには喜びが広まっている。
かちまいWEB版
なにが野宿ニュースかといいますと…。
戊午日誌の記述から野営地を分析し、1987年に新得町内に記念碑「松浦武四郎野宿之地」を建てた新得町郷土史研究会(齊藤仁会長)の野呂己之松元会長は「北海道内陸の調査やアイヌ民族に関する記録など、武四郎の業績は重文に値すると思っていた。私たちもうれしい」と喜ぶ。
北海道十勝の新得町には野宿の記念碑があるそうです。
この碑の前で野宿してみるのもいいかも。
我々がはじめて「野宿の日」野宿をした井の頭公園のジブリ美術館近くにも将来「野宿野郎野宿の日野宿之地」の記念碑が建つことでしょう(あるいは編集長の初野宿地の戸塚の道路の溝かな)。
関連リンク:蝦夷地を愛し趣味に生きた漢 自由人 武四郎 ○3○(野宿記念碑の写真あり)
どういう布団なら宇宙で快適に眠ることができるのか? そんな課題に世界のだれよりも真剣に取り組んでいるのは、老舗寝具メーカー・西川リビング(大阪市)の吉兼令晴さん(53)だ。吉兼さんらが「宇宙寝袋」づくりを始めたのは02年。ISSの居住空間デザインを研究していた京都市立芸術大学に頼まれ、掛け布団の技を応用して日本人に合うものを試作したのが始まりだ。
asahi.com:曲線・立体的な形に進化〜「きぼう」宇宙へ(7) – 宇宙探査
ひさびさに宇宙野宿の話題。
「国際宇宙ステーション(ISS)やスペースシャトルの飛行士は、船内の壁に固定した寝袋で眠る」らしい。
たしかに無重力だと、寝袋がきつきつすぎても、ふわふわすぎても、安眠できなさそう。
食料、寝袋などを背負い、6日間230キロ(1ステージ25〜60キロ)を自給自足で走るマラソンレース「第4回トランス・アキテーヌ」が6月初旬、フランス南西部のアキテーヌ地方で開かれる。昨年、日本から参加したフリーライターの峯澤美絵さん(33)が同レースの魅力を語ってくれた。
時事ドットコム:「トランス・アキテーヌ」に挑んだ日本人女性
編集長が好きそうなレース。
「コースはワインで有名なボルドーから車で3時間移動した大西洋沿岸を北からピレネー山脈に向かっていく。砂丘、山道、森林、海の中と変化に富んだ道を進む」
食べ物の配給はないので「6日分の食料と配給制の水を加えると荷物が重くて大変」らしい。
アース製薬株式会社は、殺虫剤を使用していないスプレー型虫よけ剤『天然ハーブの虫よけジェット』を、3月3日より新発売いたします。スプレーするだけで最大5時間の虫よけ効果があり、アウトドアや屋外作業、ガーデニングに最適です。天然ハーブだからいろいろな場所で安心してご使用いただけます。
日経プレスリリース:アース製薬、スプレー型虫よけ剤「天然ハーブの虫よけジェット」を発売
夏は意外と野宿向きの季節ではなかったりする。暑すぎるのと、虫が多いのとで、快適ではない場合が多い。蚊取り線香、携帯電子蚊取り、肌に塗る虫よけ、虫よけブレスレット、超音波式など、いろいろあるが、何が効果的なのだろう。
静岡市清水区三保の東海大自然史博物館はこのほど、トリケラトプスやステゴサウルスなど大恐竜の骨格標本が並ぶ恐竜ホールで、寝袋で一夜を過ごすイベント「ヒサクニヒコさんと恐竜1泊夢旅行」を開いた。
静岡新聞:恐竜の隣で見る夢は…骨格標本と一夜 清水区
以前の野宿ニュース(クラゲと1泊)でも似たようなのを紹介したが、あれは水族館だった。はやりはじめているのか。
野宿野郎で「博物館 網走監獄で1泊(あるいはもっと?)」っていうイベントの企画書でも作ろうかな。
カセットコンロや、アウトドア用コンロなどで使われる簡易型の液化石油ガス(LPガス)容器に、ガスを再充填(じゅうてん)するための接続器具がインターネット上で販売・紹介され、問題視されている。簡易型容器へのガスの詰め替え行為が高圧ガス保安法に抵触するためで、経済産業省原子力安全・保安院は、業者に販売自粛を要請。火災など事故の報告はないが、「漏洩(ろうえい)や爆発の危険性が高く、安全が確保できない」と注意を呼びかけている。
【明解要解】ガス再充填器具ネットで販売 保安院、「危険」と自粛要請 – MSN産経ニュース
当サイトのアンケートでは、野宿用の火器の燃料にはアウトドア用のガスカートリッジを使っている人がやはり一番多いようです。
ぼくはアウトドア用のガスカートリッジではなくカセットガスを使っているので、詰め替えはしたことないんですが、キャンプ場なんかで詰め替えているのはよく見かけました。器具は「つめかえ君」などと呼ばれています。
空のアウトドア用カートリッジと新しいカセットガスを接続して移動させるのですが、両方の圧力が均衡してくると当然ガスの移動が止まり、カセットガスの中身を全部移すことはできません。
あるキャンプ場で知り合いになった人は、お湯を沸かしてカセットガスの缶にかけて圧力を高め、できるだけガスを移動させようとしていました。しかし、そのお湯を沸かすのにガスを使っているのですからちょっとマッチポンプな感じ。
そこまでしてもまだカセットガスにはガスが残ってしまいます。ぼくがカセットガスを使う火器を持っていたので、その人はもう移せなくなって少しガスの残ったカセットガスを数本ぼくにくれました。使ってみると一本につきじゅうぶんごはんが炊けてまだ余るくらいのガスが残っていました。
素朴な疑問、カセットガスの中身移して日本国内で使うんだったら素直にカセットガスを使う火器を使ったほうがよくないかなあ(まあ、火器の性能やバリエイションが全然違うんだろうけど…)。
冬の18きっぷでオススメの場所を教えてください。
あと、冬に、特に装備なしで野宿するときのコツなどあれば教えてください。
去年、某駅の改札前で野宿したのがキツかったので(笑)
↑近くに安いホテルなし、ネットカフェはあったけど会員制だし妙に高かった…
あと、冬に、特に装備なしで野宿するときのコツなどあれば教えてください。
去年、某駅の改札前で野宿したのがキツかったので(笑)
↑近くに安いホテルなし、ネットカフェはあったけど会員制だし妙に高かった…
ニュースでもなんでもないですが、まあいいか…。
18きっぷのおすすめの場所はどうでもいいので、冬に装備なしで野宿するときのこつなんかがあるとしたらぼくも教えてほしいです。
「南半球へ行く」というのがひらめきましたが、南半球にいってしまうと冬じゃないからだめですね。じゃあ「沖縄へ行く」は…、18きっぷで行けませんね。とにかくぼくは寒くないところにいくということぐらいしか思いつきません。
ヨーロッパのユーレイルパスみたいな期間乗り放題のパスなら、昔やったみたいに毎晩夜行列車に乗るというのもありなのですが…(時刻表を調べ、夜中に起きて逆方向の夜行列車に乗り換えて元のところに戻ったりしてました)。
もしこつがあるのなら、とりあえず、リンク先の「教えて!goo」の人に教えてあげて、ついでにこちらにもお願いします(こちらのほうは笑えるのでも構いません)。
通勤電車の中に自転車がずらり。西武池袋−西武秩父駅間を18日、珍しい臨時電車「サイクルスポーツ号」(8両)が走った。
雑記帳:西武池袋線に「サイクルスポーツ号」 – 毎日jp(毎日新聞)
カナダを旅行中に勢いで自転車を買ってロッキー山脈を走ったのだが、その後に自転車で大陸横断までする根性はなかったので列車に載せていくことにした。自転車は分解せずにそのまま荷物用の貨車に載せて移動ができた。カナダ東部を再び自転車で走っていて、あまりの坂の連続に疲れてしまって再び列車に載せた時は自転車用の段ボール箱にハンドルとペダルをたたんで入れて載せた。いずれの場合もそれほど高くないいくらかの割り増し料金を払った(カナダやアメリカの列車の運賃自体は非常に高い)。
ヨーロッパでは自転車には乗ったことはないが、長距離列車や、国によっては短距離、通勤列車でも自転車がそのまま載せれるようになっている場合があるらしい。
日本でも昔は輪行(自転車を交通機関で運ぶこと)には割り増し料金が必要だったが、列車に関しては最近はほとんどのところが無料で輪行できるようになっている。JRももちろん無料になっていて新幹線でさえ無料で輪行できる(自転車を置けるスペースがある各車両一番後ろの席を取るといいらしい)。
ただし、ほとんどの場合、折り畳むか分解して輪行袋に入れなければならないことになっている。まあ、空いている時間帯で短距離で改札を入る時に見咎められなければ輪行袋に入れなくても大丈夫なことも多い(折り畳み自転車で地下鉄などに乗ったりした)。
記事は西武池袋線で自転車をそのまま載せることができる臨時列車が走ったというもの。
写真を見ると車両の片側全部を駐輪スペースとしていすに自転車をもたれかからせてロープで固定している。自転車に乗る人だけが乗る臨時列車だからこれでもいいかもしれないが、あまりにスペースがもったいない。
通勤列車に自転車スペースを作れとはいわないから、せめて特急や長距離列車には車両の一部に車いすスペースみたいな自転車をそのまま載せることができるスペースができたらいいなあ。
リンクスインターナショナルは29日、ソーラーパネルを搭載したモバイルバッテリー「SOLAR-FINE1500」を発表した。従来モデルの「SOLAR-FINE1350」と比べ、リチウムポリマバッテリーの容量が1,350mAhから1,500mAhにアップしたほか、新たに第2世代 iPod nanoの充電に対応する。11月3日より販売を開始する。価格はオープン、実売価格は8,000円前後になる見込み。
リンクス、携帯電話などを充電できるソーラーバッテリーの新製品 | マイコミジャーナル
去年、北海道に野宿旅に出る前にiPodを持っていきたくて、太陽電池や人力発電の充電グッズについて調べたことがあった[記事1・記事2]。その時は、iPodが電池を食うハードディスク式で古くてバッテリーもへたっていて、おまけにUSBからは充電できないことが分かって、結局、iPodは持って行かなかった。
あれからだいぶ経って新しい太陽電池グッズが出た。iPod nanoぐらいの大きさで、太陽光と一般のAC電源、パソコンなどのUSB端子からの充電ができ、各種携帯電話、携帯ゲーム機、iPodなどに充電できるという。実売価格は8000円前後。
ほほう…、けっこう小さいしよさそうじゃないですか。値段もこの手の製品としてはそこそこリーズナブルなのではないでしょうか。
ぼくの古いハードディスク式のiPodも去年ハードディスクがクラッシュして昇天し、今ではnanoに代替わりしているので、これなら野宿旅の友に使えるかな…。
太陽光を光源にしてソーラー充電した場合は、充電完了まで約10時間から15時間が必要となる。
ああ、やはりここまで筐体が小さいと充電時間もかかりますね。ずっと太陽にむけていて10時間から15時間ってことだろうから、晴れてて2日か3日、曇ったりするともっとってことかな。
まだもうちょっと「待ち」でしょうか。もうしばらくは公衆トイレのコンセントから電気を盗まないといけないでしょうか。
お気に入りの場所でヒノキの露天風呂が楽しめる「組立式露天風呂キット」がアウトドアグッズ企画販売業アウベルクラフト(愛知県岡崎市)から発売されている。
風呂おけを簡単に組立分解ができることから車での持ち運びがOKな上、熱源はまきを使用するため、家族で焚き火感覚も楽しめる。
風呂おけを簡単に組立分解ができることから車での持ち運びがOKな上、熱源はまきを使用するため、家族で焚き火感覚も楽しめる。
時事ドットコム:持ち運びOK、ヒノキ露天風呂
昔、カナディアン・ロッキーを自転車で走っていて電気も水道もないユース・ホステルに行ったら、屋外に風呂があった。といっても宿からちょっと離れた吹きさらしの地面の上に普通の住宅用のほうろうかなんかのバスタブがブロックの上に置いてあっただけで、下から薪を燃やして沸かすようになっていた。
水は近くの小川からバケツで水を汲むのだが、距離があって大変で、半分も入れなかったのにもかかわらず、金属の風呂桶の下で焚き火で沸かすのはエネルギー効率が悪くて全然お湯にならず、すぐ薪がなくなり、面倒くさくなってぬるま湯のまま入ったのをよくおぼえている。
この風呂キットはちゃんと窯がついているからそんなことにはならなそう。
でも、企画はおもしろいのだけれど、ちょっと無理があるような…。
車に積んで出かけて、車から降ろして、組み立てて、水を汲んできて入れて、薪を拾ってきて焚いて、お風呂にはいって、お湯を抜いて、風呂桶を洗って、窯の炭も掃除して、分解して、車にまた積んで…。
どこにいるにしても車で来れるところにいるんだったら、乗ってひとっ走りして温泉さがしたほうが絶対にいいな。でもロッキー山脈のユース・ホステルみたいなところに据え置きならありかも。
マレーシア人初の宇宙飛行士 Sheikh Muszaphar 氏は、10月10日(現地時間)にロシアの宇宙船『ソユーズ TMA-11』で宇宙に飛び立ち、イスラム教徒の聖月であるラマダンの時期に重なる9日間、『国際宇宙ステーション』(ISS)に滞在する予定になっている。
WIRED VISION / イスラム教徒が宇宙で直面する難問
全然野宿ネタじゃないですけど、宇宙ステーション野宿ということで…。
イスラム教徒の宇宙飛行士は、ラマダンの断食やメッカの方向を向いてのお祈りをどうするのかという記事。
ぼくも以前海外旅行中に、イスラム教徒が北極圏や南極の白夜がつづく場所に行き、しかもラマダン月に当たってしまったらどうするのだろうと不思議に思ったことがあった。彼らはラマダンの月には太陽が昇っている間、断食をすることになっている。しかもイスラム暦は我々の暦より1年が短いのでラマダン月の季節は少しずつ変わってくる。1日中、日が沈まない時期にラマダンが重なってしまうと彼らは飢え死にしてしまうではないか、北欧や南極基地にはイスラム教徒はいないのか、と思ったのだ。
記事ではものすごい速度で地球を回る宇宙ステーションでお祈りはどの方向を向けばいいのかについて解説している。こういうこともちゃんと会議を開いて真剣に考えているそうである。
このガイドラインによると、キブラは宇宙飛行士にとって「可能なやり方に基づいて」決めるものとし、次のように優先順位を付けられるとしている。その順位とは、1)カアバ、2)カアバと思われる方向、3)地球、4)その他の場所、の4つだ。
キブラはお祈りをする方向、カアバはメッカのカアバ神殿のこと。
宇宙でどうすべきかまでちゃんと決められているのだったら、彼らが白夜の時にどうするかなんてことはとっくに決められているのでしょう。
記事中、別のイスラム教の博士はこうもいっています。
「方位を気にするあまり礼拝中に動きまわるようなことがあってはならない。方位を正しくすることよりも祈りに集中しなければならない」
以前、焚き火野宿にアフリカのイスラム教徒の人が参加してくれたことがあります(野宿はしませんでしたが)。彼も方向の正しさより、お祈りをしようという態度が大切だといっていました。
下の写真は、昔、中東旅行中にみつけた新聞の広告。世界のどこにいてもキブラの方向やお祈りの時間を教えてくれるカシオの腕時計です。

