ネットのごく一部とアウトドア界隈でちょっと話題になっている商品がこれ。
イ〜ワ〜タ〜ニ〜ガスマッチ〜!

なんの変哲もないガスライター、いわゆるチャッカマンのようなもの。
岩谷産業 ガスマッチSTC
この商品、アマゾンでは585円で売っているのだが、100円ショップのセリアに行くと110円で売っているというので、ちょっとした話題になっている。
まあ、100円ショップに行くとチャッカマン的なものも含めライターはいくらでも売っているのだが、イワタニのメーカー品で、ガス注入式。さらになんと2年間の保証までついているのは驚き(送料で赤字になるから意味ないけど……)。

このめちゃくちゃな売値のせいで、やはりというか、メルカリでは転売が横行しているようです。
ちなみにうちの最寄りの100円ショップのダイソーにはありませんでした。ネット情報によると100円ショップではセリアにしかないようです。
そして最後に、先ほどアマゾンでは585円で売っていると申し上げましたが、これは110円との差を際立たせるためにわざと高いところを選んで紹介しました。
ヨドバシ.comでは162円、しかも送料無料で売っていることも書き加えて、お詫びいたします。
追伸、最近行ったらキャンドゥでも売ってた。
イ〜ワ〜タ〜ニ〜ガスマッチ〜!

なんの変哲もないガスライター、いわゆるチャッカマンのようなもの。
岩谷産業 ガスマッチSTC
この商品、アマゾンでは585円で売っているのだが、100円ショップのセリアに行くと110円で売っているというので、ちょっとした話題になっている。
まあ、100円ショップに行くとチャッカマン的なものも含めライターはいくらでも売っているのだが、イワタニのメーカー品で、ガス注入式。さらになんと2年間の保証までついているのは驚き(送料で赤字になるから意味ないけど……)。

このめちゃくちゃな売値のせいで、やはりというか、メルカリでは転売が横行しているようです。
ちなみにうちの最寄りの100円ショップのダイソーにはありませんでした。ネット情報によると100円ショップではセリアにしかないようです。
そして最後に、先ほどアマゾンでは585円で売っていると申し上げましたが、これは110円との差を際立たせるためにわざと高いところを選んで紹介しました。
ヨドバシ.comでは162円、しかも送料無料で売っていることも書き加えて、お詫びいたします。
追伸、最近行ったらキャンドゥでも売ってた。
みなさまは長期の野宿旅のときの石鹸の保管はどうしておられるでしょうか。
短期なら最悪なくてもいいかとも思いますが、ある程度の期間になるとあったほうがいいでしょう。
ボディーソープなどの液体のが管理はしやすいですが、かさばるし、小さい入れ物だとすぐ使い切ってしまうし、長期の旅で荷物を少しでも減らしたい時には不向きです。また、カバンのなかでいつのまにかボンプ式の容器が押されて大惨事という目にあった方も少なくないかと。
なのでやはり長期の野宿旅ではふつうの固形石鹸がいいのではないかと思っています。
髪の短い男性なので、体も髪も全部石鹸で、食器を洗うのも、衣服を手洗いするのにも使っちゃいます。同じ重さの液体石鹸に比べれば格段にもちますし、かさばらない。
ただ、保管の問題はありますね。
濡れた石鹸をどう保管するか。すぐに移動しなければならない場合はなおさらです。
密閉容器に入れるのが普通ですが、濡れたまま入れると、外には漏れませんが、次に開けるまで中はずっと濡れたままで、石鹸はふにゃふにゃ、移動中容器の中であばれてぐちゃぐちゃになっていることも。
ずっと特に対策もないまま、野宿旅を続けていましたが、数年前、無印良品のこいつを発見しました。

携帯用発泡ウレタン石けん置き スポンジ2個付
当時とは形は変わりましたが、仕組みは同じ。
容器の上下にウレタンの粗いスポンジ状のものをセットして、石鹸をはさんで宙に浮かせた状態にして、たまった水にふれないようにする石鹸箱。
商品名が「石けん置き」となっていることからも分かる通り、密閉度はいまいちそうなので、単品で売っているスポンジを買い(取替用スポンジ)、石鹸に合う小さいタッパーにセットして、使うことにしました。
安いし、ないよりはあったほうがぜんぜんいいです。
そして、それから数年の月日が流れ、新たな石鹸入れ発見しました。
マタドール フラットパック ソープバーケース/牛乳石鹸モデル

密閉してしまうと、中にずっと水分がたまってしまうという欠点を払拭した石鹸袋。水分がもれずに、中は乾燥するらしい。
1980円(プラス送料)かあ……。( (:-<} ----- )
追伸、アマゾンでも1年以上前から売っていたようです(牛乳石鹸モデルじゃないけど)。現在、欠品中。最後は1870円で売っていたもよう。

マタドール Matador フラットパック ソープバーケース
短期なら最悪なくてもいいかとも思いますが、ある程度の期間になるとあったほうがいいでしょう。
ボディーソープなどの液体のが管理はしやすいですが、かさばるし、小さい入れ物だとすぐ使い切ってしまうし、長期の旅で荷物を少しでも減らしたい時には不向きです。また、カバンのなかでいつのまにかボンプ式の容器が押されて大惨事という目にあった方も少なくないかと。
なのでやはり長期の野宿旅ではふつうの固形石鹸がいいのではないかと思っています。
髪の短い男性なので、体も髪も全部石鹸で、食器を洗うのも、衣服を手洗いするのにも使っちゃいます。同じ重さの液体石鹸に比べれば格段にもちますし、かさばらない。
ただ、保管の問題はありますね。
濡れた石鹸をどう保管するか。すぐに移動しなければならない場合はなおさらです。
密閉容器に入れるのが普通ですが、濡れたまま入れると、外には漏れませんが、次に開けるまで中はずっと濡れたままで、石鹸はふにゃふにゃ、移動中容器の中であばれてぐちゃぐちゃになっていることも。
ずっと特に対策もないまま、野宿旅を続けていましたが、数年前、無印良品のこいつを発見しました。

携帯用発泡ウレタン石けん置き スポンジ2個付
当時とは形は変わりましたが、仕組みは同じ。
容器の上下にウレタンの粗いスポンジ状のものをセットして、石鹸をはさんで宙に浮かせた状態にして、たまった水にふれないようにする石鹸箱。
商品名が「石けん置き」となっていることからも分かる通り、密閉度はいまいちそうなので、単品で売っているスポンジを買い(取替用スポンジ)、石鹸に合う小さいタッパーにセットして、使うことにしました。
安いし、ないよりはあったほうがぜんぜんいいです。
そして、それから数年の月日が流れ、新たな石鹸入れ発見しました。
マタドール フラットパック ソープバーケース/牛乳石鹸モデル

密閉してしまうと、中にずっと水分がたまってしまうという欠点を払拭した石鹸袋。水分がもれずに、中は乾燥するらしい。
1980円(プラス送料)かあ……。( (:-<} ----- )
追伸、アマゾンでも1年以上前から売っていたようです(牛乳石鹸モデルじゃないけど)。現在、欠品中。最後は1870円で売っていたもよう。
マタドール Matador フラットパック ソープバーケース
野宿野郎で集まって野宿する場合、公園などの電灯がある場合はその近くでやったりしますが、電灯の近くにはいい場所がなかったり、電灯が全くない場所のときは暗い中でやります。
その場に途中から参加した人が初めての人だったりすると、朝になって明るくなってからこんな人だったんだと分かることも。
鍋っぽいことをすると闇鍋です。
ヘッドランプを持っている場合は着ける人もいますが、着けてる人はよく見えますが、見られてる方は眩しいです。
ランタンなんていいものは時々誰かが持ってくるときもありますが、だいたいありません。
そんなときヘッドランプやLEDライトを膨らませたレジ袋に入れて、真ん中に置いておくとレジ袋で光が拡散してまずまずいい明かりになります。
そんな感じでずっとやってきたのですが、先日になってピンとひらめきました。



ジャガジャン!
レジ袋だとうまく膨らまないし、LEDライトにうまく固定できないので、これはゴム風船でやればうまくいくんじゃないかと思ってやってみた。けっこううまくいった。
不安だったのは空気が抜けないかということだが、このライトの場合は大丈夫だった。

使ったのはこんなLEDライト(電池がカメラなどに使うリチウム電池なので持ちはいいけどちょっと高い)
別の安物の細めのライトで同じように試したら、風船の口の部分を輪ゴムで止めてみてもだんだん空気が抜けてしまった。本体の筒の中を空気が抜けてしまっているのだと思う。最初のは一応防水仕様なので大丈夫なのだろう。

安物ではうまくいかなかった
ゴム風船は100円ショップで10個以上入ったのを売ってるので安い。できれば白い風船のほうが明かりの色がいいのだが、100円ショップにはなかった(ダイソーでは色の薄いパールカラーというのが売っていた)。
今度の野宿に持っていきます。

その場に途中から参加した人が初めての人だったりすると、朝になって明るくなってからこんな人だったんだと分かることも。
鍋っぽいことをすると闇鍋です。
ヘッドランプを持っている場合は着ける人もいますが、着けてる人はよく見えますが、見られてる方は眩しいです。
ランタンなんていいものは時々誰かが持ってくるときもありますが、だいたいありません。
そんなときヘッドランプやLEDライトを膨らませたレジ袋に入れて、真ん中に置いておくとレジ袋で光が拡散してまずまずいい明かりになります。
そんな感じでずっとやってきたのですが、先日になってピンとひらめきました。



ジャガジャン!
レジ袋だとうまく膨らまないし、LEDライトにうまく固定できないので、これはゴム風船でやればうまくいくんじゃないかと思ってやってみた。けっこううまくいった。
不安だったのは空気が抜けないかということだが、このライトの場合は大丈夫だった。

使ったのはこんなLEDライト(電池がカメラなどに使うリチウム電池なので持ちはいいけどちょっと高い)
別の安物の細めのライトで同じように試したら、風船の口の部分を輪ゴムで止めてみてもだんだん空気が抜けてしまった。本体の筒の中を空気が抜けてしまっているのだと思う。最初のは一応防水仕様なので大丈夫なのだろう。

安物ではうまくいかなかった
ゴム風船は100円ショップで10個以上入ったのを売ってるので安い。できれば白い風船のほうが明かりの色がいいのだが、100円ショップにはなかった(ダイソーでは色の薄いパールカラーというのが売っていた)。
今度の野宿に持っていきます。

前回のマットいろいろ(記事)からちょっとラインナップが変わりました。

左から、以下全てカスケードデザインズのサーマレストです。
初めて買ったリッジレスト。
かなり薄っぺらになったが、このタイプは破れるか燃えるかしない限り使えなくなることはない。
海外通販で買ったZライトとネオエアー(野宿グッズを通販するの巻)。
現役で使用中。
ここから中古品で買ったもの。
青くて長いのはこの中では多分一番古い製品。サーマレストのロゴが前の前のやつ。
次に古いかもしれないのが、灰色のサーマレストのロゴのない謎なマットレス([公開調査]謎のマットレス)。
情報全くありません。引き続き調査中。
赤い長方形の前のロゴの旧タイプ3枚。
厚くて重い無印1枚と薄くて軽いウルトラライト2枚。
このへんは人に譲ったり、また買ったりと入れ替わりがあった。
そして、前回にはなかった新しめの現行ロゴの卵型のが3枚。
このへんもオークションでたまに安く落とせるようになった。
プロライトとプロライトプラスのショートとプロライトのレギュラー。
レギュラー(長いやつ)は友人のパンクしたやつを旧タイプと交換して修理した。
計11枚。11枚?!
増えたなあ。改めて数えたら多すぎる。びっくり。
これでも先日編集長(仮)にプロライト譲ったりして減らしたのです(代わりに編集長のパンクしたやつが回ってくる予定だけど)。
もう最近は買ってません。


左から、以下全てカスケードデザインズのサーマレストです。
初めて買ったリッジレスト。
かなり薄っぺらになったが、このタイプは破れるか燃えるかしない限り使えなくなることはない。
海外通販で買ったZライトとネオエアー(野宿グッズを通販するの巻)。
現役で使用中。
ここから中古品で買ったもの。
青くて長いのはこの中では多分一番古い製品。サーマレストのロゴが前の前のやつ。
次に古いかもしれないのが、灰色のサーマレストのロゴのない謎なマットレス([公開調査]謎のマットレス)。
情報全くありません。引き続き調査中。
赤い長方形の前のロゴの旧タイプ3枚。
厚くて重い無印1枚と薄くて軽いウルトラライト2枚。
このへんは人に譲ったり、また買ったりと入れ替わりがあった。
そして、前回にはなかった新しめの現行ロゴの卵型のが3枚。
このへんもオークションでたまに安く落とせるようになった。
プロライトとプロライトプラスのショートとプロライトのレギュラー。
レギュラー(長いやつ)は友人のパンクしたやつを旧タイプと交換して修理した。
計11枚。11枚?!
増えたなあ。改めて数えたら多すぎる。びっくり。
これでも先日編集長(仮)にプロライト譲ったりして減らしたのです(代わりに編集長のパンクしたやつが回ってくる予定だけど)。
もう最近は買ってません。

先日、プロの集う店ダイソーにいったら折りたたみフォーク&スプーンが売っていた。
ふたつセットで、もちろん100円(プラス税)で。
すごいな100円ショップ。ひとつ50円……。
つくりもまずまずしっかりしていて大丈夫そう。
素材はステンレスなのでちょっと重いけど、アルミだとこのしっかり感はでない。
ちなみに同じ作りのチタンのスプーンは持っていて、中国の海外通販で当時としてはけっこう安かった(今はアマゾンでもけっこう安いのがあるな)。
食べる道具でいうと、折りたたみ箸もある。これも中国製ですごく安くて2〜3膳買ったおぼえが。
でも余り使っていません。国内だと割り箸はどこでももらえるし、割り箸も再利用もするので。そしてさすがこれは安物。今は木の部分がざらざらしてきています。
アップデイト前の「100円野宿グッズ(じょうごとコップ)」はこちら。



上のがチタン製

折り畳み箸。上が折りたたんだ状態
ふたつセットで、もちろん100円(プラス税)で。
すごいな100円ショップ。ひとつ50円……。
つくりもまずまずしっかりしていて大丈夫そう。
素材はステンレスなのでちょっと重いけど、アルミだとこのしっかり感はでない。
ちなみに同じ作りのチタンのスプーンは持っていて、中国の海外通販で当時としてはけっこう安かった(今はアマゾンでもけっこう安いのがあるな)。
食べる道具でいうと、折りたたみ箸もある。これも中国製ですごく安くて2〜3膳買ったおぼえが。
でも余り使っていません。国内だと割り箸はどこでももらえるし、割り箸も再利用もするので。そしてさすがこれは安物。今は木の部分がざらざらしてきています。
アップデイト前の「100円野宿グッズ(じょうごとコップ)」はこちら。



上のがチタン製

折り畳み箸。上が折りたたんだ状態
少し前、サーマレストのマットをけっこう持っているという記事を書きました。
マットいろいろ [野宿野郎ウェブログ]
先日また中古マットを落札したのですが、これがちょっと珍しいものっぽいので、ここで紹介してどういうものか知っている人がいたら教えていただきたいと思っています。
まずはその写真を見てください。



どうですか。形は普通のクラシックなサーマレストの長方形のマットと同じ。表面に黒いスタンプっぽいプリントで米国カスケードデザインズ社の名前が書かれていますが、同社の有名なマットのブランド名であるサーマレストの文字やロゴは一切書かれていません。かわりに日本の会社だか団体だかのためだけに作ったようなことがかいてあります。
ヤフオクで落としたので当然出品者にも聞いてみたのですが、出品者の方も10年ほど前に同じくヤフオクで落札したそうで詳しい事情は分からないらしく、今回の出品時にはカスケードデザインズ社がサーマレストを作る前に作っていたものではないかという推測をしていました。
しかしその推測はどうも当たらないような気がします。
もともとカスケードデザインズ社はマットを作るためにできた会社で、最初からサーマレストという名前でマットを作っていたはずなのです。
ネットでサーマレストの最初期のマットの画像を探してみました。


最初期のものはいまのとロゴが違い。プリントは黒一色。そして空気の吹き込み口のバルブが金属になっています。
一方落札した謎のマットのバルブは最新のものとほとんど変わらないプラスチック製です。これが最初期のサーマレストより古いようには思えません。とはいうもののプリントが黒一色でスタンプで押したようなところは同じで共通点もあります。
画像検索をかけてもこれと同じようなマットは見つけられず。プリントされている「Terra International」または「テラ・インターナショナル」という名前ではいくつか似たような名前の会社や団体は見つかるのですが、アウトドア用のマットを扱うようなものは見つかりませんでした。
“テラ・インターナショナル” | “terra international” – Google Search
カスケードデザインズ社は70年代からあるので、該当するTerra Internationalがインターネットが普及する前の20世紀のうちになくなってしまっていれば見つかることはないかもしれません。
このマットはどういう経緯で作られたものなのでしょう。
ウィキペディアによると、サーマレストの国内代理店である株式会社モチヅキがサーマレストの取り扱いを始めたのは2001年からのようです。意外と最近ですね(現在、その項目は削除されています)。
ということはそれ以前なら日本のほかの団体がカスケードデザインズ社と直接取引して製作されたものということはありそうです。
Terra International という会社が、いまの代理店のモチヅキより以前に日本で売るためにカスケードデザインズ社に作らせたのでしょうか。
それとも Terra International は何かの団体で自分たちで使うために少量の特注品を作らせたのでしょうか。登山の団体とか?
なにかご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてください。何かわかったらまた書きます。
マットいろいろ [野宿野郎ウェブログ]
先日また中古マットを落札したのですが、これがちょっと珍しいものっぽいので、ここで紹介してどういうものか知っている人がいたら教えていただきたいと思っています。
まずはその写真を見てください。



どうですか。形は普通のクラシックなサーマレストの長方形のマットと同じ。表面に黒いスタンプっぽいプリントで米国カスケードデザインズ社の名前が書かれていますが、同社の有名なマットのブランド名であるサーマレストの文字やロゴは一切書かれていません。かわりに日本の会社だか団体だかのためだけに作ったようなことがかいてあります。
MANUFACTURED BY CASCADE DESIGNS, INC.
SEATTLE, WA, U.S.A.
EXCLUSIVELY FOR
TERRA INTERNATIONAL
JAPAN
(以下略)
SEATTLE, WA, U.S.A.
EXCLUSIVELY FOR
TERRA INTERNATIONAL
JAPAN
(以下略)
ヤフオクで落としたので当然出品者にも聞いてみたのですが、出品者の方も10年ほど前に同じくヤフオクで落札したそうで詳しい事情は分からないらしく、今回の出品時にはカスケードデザインズ社がサーマレストを作る前に作っていたものではないかという推測をしていました。
しかしその推測はどうも当たらないような気がします。
もともとカスケードデザインズ社はマットを作るためにできた会社で、最初からサーマレストという名前でマットを作っていたはずなのです。
ネットでサーマレストの最初期のマットの画像を探してみました。


最初期のものはいまのとロゴが違い。プリントは黒一色。そして空気の吹き込み口のバルブが金属になっています。
一方落札した謎のマットのバルブは最新のものとほとんど変わらないプラスチック製です。これが最初期のサーマレストより古いようには思えません。とはいうもののプリントが黒一色でスタンプで押したようなところは同じで共通点もあります。
画像検索をかけてもこれと同じようなマットは見つけられず。プリントされている「Terra International」または「テラ・インターナショナル」という名前ではいくつか似たような名前の会社や団体は見つかるのですが、アウトドア用のマットを扱うようなものは見つかりませんでした。
“テラ・インターナショナル” | “terra international” – Google Search
カスケードデザインズ社は70年代からあるので、該当するTerra Internationalがインターネットが普及する前の20世紀のうちになくなってしまっていれば見つかることはないかもしれません。
このマットはどういう経緯で作られたものなのでしょう。
ウィキペディアによると、サーマレストの国内代理店である株式会社モチヅキがサーマレストの取り扱いを始めたのは2001年からのようです。意外と最近ですね(現在、その項目は削除されています)。
ということはそれ以前なら日本のほかの団体がカスケードデザインズ社と直接取引して製作されたものということはありそうです。
Terra International という会社が、いまの代理店のモチヅキより以前に日本で売るためにカスケードデザインズ社に作らせたのでしょうか。
それとも Terra International は何かの団体で自分たちで使うために少量の特注品を作らせたのでしょうか。登山の団体とか?
なにかご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてください。何かわかったらまた書きます。
ウェイトレス「ずいぶん熱心ね。何見てるの?」
ルパン「いやなに古いマットをを落札したもんでね。値打ち物かなあって……」
ルパン「いやなに古いマットをを落札したもんでね。値打ち物かなあって……」
(ルパン三世 カリオストロの城より?)
特に集めるつもりもなかったのですが、ちょっとたまったアウトドア用マットレス。

最初に買ったのはサーマレストのリッジレスト(写真右から二番目。緑色。現行品は銀マットモデル)。新品で買った。お店だったかな。銀マットと同じように丸めることしかできないのでかさばるけど軽くて寒さにも強い。絶対にパンクしない。
だいぶ使ったので圧縮されてせんべいみたいに薄っぺらになっている。
このあとに安いイスカの膨らませるマットレス(現行品)を買ったが、表皮が水ぶくれみたいに剥離してきてだめになった。短い命だった。これは膨らませるマットのあるあるネタ。だめなのを買うと必ずといっていいほど起こってしまう。
その後、円高の時に海外通販でサーマレストのネオエアー(右から三番目の黄色いの。現行品)とZライト(右端の黄色。現行銀マット版)などを購入。
ネオエアーは空気を入れるやつだが中にウレタンなどの充填材が入ってないので、畳むと小さい。空気だけで膨らませるので膨らませるのは大変。パンクに注意が必要。
ZライトはリッジレストをZ状に小さく折りたためるようにしたやつ。耐寒度はリッジレストよりは落ちるけど、コンパクト。ショートが欲しかったけど、レギュラーしか在庫がなかったので切って、ショートと座布団にした。
その後、ヤフオクで古いサーマレストを落とすようになって何枚か落札。
中にウレタンが入っていて膨らませるやつ(いわゆるインフレータブルマットレス)。今のは角がない長い卵型だが、昔のは長方形でロゴも今のとは違っている。
この手のマットはよく自己膨張式というが、今のやつはバルブを開けておいてもちょっとしか膨らまなくて、どこが自己膨張式だって思うけど、昔のやつはウレタンの量が多いからかほっとくと結構自動で膨らむ。空気を入れる量も少なくて済む。その分今のよりは重い。
以前のロゴのウルトラライトのショートが二枚(左から二番目と三番目)。赤いのは古い型なのにほぼ新品だった。
さらに古いタイプのロゴの長いのが一枚(左端)。
もう一枚ガイドライトという厚いのを持っていたが仲間に進呈した。
運がよければこのタイプは2000円台で落とせるので、サーマレストはほしいけど馬鹿高くて手が出ないというかたは探してみては?

最初に買ったのはサーマレストのリッジレスト(写真右から二番目。緑色。現行品は銀マットモデル)。新品で買った。お店だったかな。銀マットと同じように丸めることしかできないのでかさばるけど軽くて寒さにも強い。絶対にパンクしない。
だいぶ使ったので圧縮されてせんべいみたいに薄っぺらになっている。
このあとに安いイスカの膨らませるマットレス(現行品)を買ったが、表皮が水ぶくれみたいに剥離してきてだめになった。短い命だった。これは膨らませるマットのあるあるネタ。だめなのを買うと必ずといっていいほど起こってしまう。
その後、円高の時に海外通販でサーマレストのネオエアー(右から三番目の黄色いの。現行品)とZライト(右端の黄色。現行銀マット版)などを購入。
ネオエアーは空気を入れるやつだが中にウレタンなどの充填材が入ってないので、畳むと小さい。空気だけで膨らませるので膨らませるのは大変。パンクに注意が必要。
ZライトはリッジレストをZ状に小さく折りたためるようにしたやつ。耐寒度はリッジレストよりは落ちるけど、コンパクト。ショートが欲しかったけど、レギュラーしか在庫がなかったので切って、ショートと座布団にした。
その後、ヤフオクで古いサーマレストを落とすようになって何枚か落札。
中にウレタンが入っていて膨らませるやつ(いわゆるインフレータブルマットレス)。今のは角がない長い卵型だが、昔のは長方形でロゴも今のとは違っている。
この手のマットはよく自己膨張式というが、今のやつはバルブを開けておいてもちょっとしか膨らまなくて、どこが自己膨張式だって思うけど、昔のやつはウレタンの量が多いからかほっとくと結構自動で膨らむ。空気を入れる量も少なくて済む。その分今のよりは重い。
以前のロゴのウルトラライトのショートが二枚(左から二番目と三番目)。赤いのは古い型なのにほぼ新品だった。
さらに古いタイプのロゴの長いのが一枚(左端)。
もう一枚ガイドライトという厚いのを持っていたが仲間に進呈した。
運がよければこのタイプは2000円台で落とせるので、サーマレストはほしいけど馬鹿高くて手が出ないというかたは探してみては?
[この連載を最初から読む]
自転車を走らせハブダイナモで発電し、その電気でUSB機器を充電する変換装置を作った(前振りから読む)ので、ちょっと長めの距離を走り、どれくらいアイフォンが充電できるか試してみた。
■チャージ01
接続:ハブダイナモ → USB変換給電装置[弐號機]→ モバイルバッテリー(KBC-L3AS)
走行距離:43.28キロメートル
走行時間:3時間14分(休憩込み)/2時間25分(休憩除く)
平均時速:17.88キロメートル

走行中はモバイルバッテリーにのみ充電して、うちに戻ってから充電したモバイルバッテリーでバッテリーが切れるまでアイフォンを充電。

アイフォンへの充電時間:73分
充電前(32%)→ 充電後(76%)
自転車で3時間あまりで40キロほど走っている間、アイフォンのGPSログアプリで走行ログを取っていたら、バッテリー残量は100パーセントから62パーセントになっていた。
その間に充電したモバイルバッテリーでアイフォンは32パーセントから76パーセントに回復。単純にパーセンテージだけで見れば、38パーセント減って44パーセント増えているので、減った分は回復していることになる。GPSを使わなければバッテリー消費はもっと抑えられる。
■チャージ02
接続:ハブダイナモ → USB変換給電装置[弐號機]→ モバイルバッテリー(KBC-L3AS) → アイフォン5s
今回は走行しつつ、モバイルバッテリーにある程度充電されたら、走行中にモバイルバッテリーからアイフォンに充電を開始する。
このモバイルバッテリーは取説によると充電しつつ、給電も可能ということになっている。
走行中、アイフォンはGPSアプリで走行ログを取る。
走行前、アイフォンバッテリー残量 74パーセント、モバイルバッテリー残量ゼロ

1時間ほど走ってモバイルバッテリーがそこそこ充電されたところで、給電スイッチを押してアイフォン(残量 65パーセント)の充電をスタート。

充電中。

モバイルバッテリーの残量が少なくなるとアイフォンへの給電は止まる。また少し走って頃合いを見てアイフォンへの給電を再スタートする。
走行距離:50.36キロメートル
走行時間:3時間45分(休憩込み)/2時間52分(休憩除く)
平均時速:17.51キロメートル
走行終了直後のアイフォン。

バッテリー残量は85パーセント。モバイルバッテリーの残量もほぼゼロ。
GPSアプリを使い続けても走り続けていればアイフォンのバッテリーは減ることはなかった。これならナビアプリなどもバッテリーが切れるのを心配せず使えそうだ。
ただほぼ画面はロック状態でたまに画面を見る程度だったので、もっと画面を表示していたらこれよりは減るだろう。逆にGPSアプリはバッテリーを食うので、ただの待ち受け状態ならもっとバッテリーは増えるだろう。
空っぽのアイフォン5sを満タンにしようと思ったら、朝から夕方まで走ればなんとかなるかもしれない。アイフォン6プラスだったらそれでも全然足らないかな。
自転車を走らせハブダイナモで発電し、その電気でUSB機器を充電する変換装置を作った(前振りから読む)ので、ちょっと長めの距離を走り、どれくらいアイフォンが充電できるか試してみた。
■チャージ01
接続:ハブダイナモ → USB変換給電装置[弐號機]→ モバイルバッテリー(KBC-L3AS)
走行距離:43.28キロメートル
走行時間:3時間14分(休憩込み)/2時間25分(休憩除く)
平均時速:17.88キロメートル

走行中はモバイルバッテリーにのみ充電して、うちに戻ってから充電したモバイルバッテリーでバッテリーが切れるまでアイフォンを充電。


アイフォンへの充電時間:73分
充電前(32%)→ 充電後(76%)
自転車で3時間あまりで40キロほど走っている間、アイフォンのGPSログアプリで走行ログを取っていたら、バッテリー残量は100パーセントから62パーセントになっていた。
その間に充電したモバイルバッテリーでアイフォンは32パーセントから76パーセントに回復。単純にパーセンテージだけで見れば、38パーセント減って44パーセント増えているので、減った分は回復していることになる。GPSを使わなければバッテリー消費はもっと抑えられる。
■チャージ02
接続:ハブダイナモ → USB変換給電装置[弐號機]→ モバイルバッテリー(KBC-L3AS) → アイフォン5s
今回は走行しつつ、モバイルバッテリーにある程度充電されたら、走行中にモバイルバッテリーからアイフォンに充電を開始する。
このモバイルバッテリーは取説によると充電しつつ、給電も可能ということになっている。
走行中、アイフォンはGPSアプリで走行ログを取る。
走行前、アイフォンバッテリー残量 74パーセント、モバイルバッテリー残量ゼロ

1時間ほど走ってモバイルバッテリーがそこそこ充電されたところで、給電スイッチを押してアイフォン(残量 65パーセント)の充電をスタート。

充電中。

モバイルバッテリーの残量が少なくなるとアイフォンへの給電は止まる。また少し走って頃合いを見てアイフォンへの給電を再スタートする。
走行距離:50.36キロメートル
走行時間:3時間45分(休憩込み)/2時間52分(休憩除く)
平均時速:17.51キロメートル
走行終了直後のアイフォン。

バッテリー残量は85パーセント。モバイルバッテリーの残量もほぼゼロ。
GPSアプリを使い続けても走り続けていればアイフォンのバッテリーは減ることはなかった。これならナビアプリなどもバッテリーが切れるのを心配せず使えそうだ。
ただほぼ画面はロック状態でたまに画面を見る程度だったので、もっと画面を表示していたらこれよりは減るだろう。逆にGPSアプリはバッテリーを食うので、ただの待ち受け状態ならもっとバッテリーは増えるだろう。
空っぽのアイフォン5sを満タンにしようと思ったら、朝から夕方まで走ればなんとかなるかもしれない。アイフォン6プラスだったらそれでも全然足らないかな。
[この連載を最初から読む]
終わったかと見せかけて、自転車発電USB給電装置、もう一個作りたくなった。
もっと簡単にさらに安く作れそうなアイデアが浮かんだ。
今度はささっと一回で済ませます。
材料
整流ダイオード(W02G-E4 ¥102)
アルミ電解コンデンサー 25V 2200μF(EKMG250ELL222MK25S ¥203)
電線、ギボシ端子
ここまでは、前回と同じ。ここで100円ショップが再び活躍。
車用シガーソケットUSB充電アダプター(キャンドゥ ¥100)

以上。
回路図。

ハブダイナモからの交流電流をブリッジダイオードで直流に変換し、コンデンサーで平滑化するところまでは初号機と同じ。
初号機はこのあと三端子電圧レギュレーターで5ボルトに落としていたのを、今回は車用シガーソケットUSB充電アダプターに丸投げする。このアダプターは三端子電圧レギュレーターではなくスイッチング方式のDC-DCコンバーターというやつで電圧を変換していて、こっちのほうが効率がいいそうだ。シガーソケット用なので入力電圧は12〜24ボルトになっているが、低い分には問題ないでしょう(多分)。乾電池4本直列で6ボルトつないでテストしてみたらちゃんと5ボルト出力されてたし。
アダプターを分解して基板を取り出す。

ケースは余ってたので初号機と同じだけど、ただのケースとしか利用してないのでなんでもいい。ケースに取り出した基板を入れる。ケースの中を二つに分けてた壁は取ってある。基板にLEDのパイロットランプが付いているのでそれ用の穴も開けた。

取り出した基板と材料の二つの部品を電線や半田付けしてつないでケースに入れる。

完成。部品が二個だけだと新たに基板に部品を配置して回路を作らなくていいので楽。

走ってみる。
モバイルバッテリーを繋いで走ってみる。
スピードメーターを持っていかなかったのでテキトウだが、初号機よりゆっくりなスピードから電流値が上がっていくかんじ。そして前にはまったく到達しなかった500ミリアンペアを記録。
このモバイルバッテリーは入力をUSB定格の500ミリアンペアしか受け付けないので、アイパッド・ミニにつなぎかえる。
すると500ミリアンペアを越え、がんばって漕いだら(といっても多分時速30キロあたり)ついに700ミリアンペアを超えた。
やっぱりスイッチング式DC-DCコンバーターの方が変換効率がいいのだろうか。
また今回流用したシガーソケットのUSB端子が急速充電を受け入れるように回路が作ってあるからか。
弐號機のほうが部品は少なくて工作は簡単だし、費用もかからないし、出力もそこそこ出る。
スイッチング式だからか、三端子レギュレーターより発熱も少ないようだ。
弐號機のほうが優秀。
そのうち長距離充電走行に出たらレポートします。
もちろんなにも勧めません、保証もいたしません(スマートフォンやタブレットは直でつながないほうがいいと思います)。
[走行レポートあり]
終わったかと見せかけて、自転車発電USB給電装置、もう一個作りたくなった。
もっと簡単にさらに安く作れそうなアイデアが浮かんだ。
今度はささっと一回で済ませます。
材料
整流ダイオード(W02G-E4 ¥102)
アルミ電解コンデンサー 25V 2200μF(EKMG250ELL222MK25S ¥203)
電線、ギボシ端子
ここまでは、前回と同じ。ここで100円ショップが再び活躍。
車用シガーソケットUSB充電アダプター(キャンドゥ ¥100)

以上。
回路図。

ハブダイナモからの交流電流をブリッジダイオードで直流に変換し、コンデンサーで平滑化するところまでは初号機と同じ。
初号機はこのあと三端子電圧レギュレーターで5ボルトに落としていたのを、今回は車用シガーソケットUSB充電アダプターに丸投げする。このアダプターは三端子電圧レギュレーターではなくスイッチング方式のDC-DCコンバーターというやつで電圧を変換していて、こっちのほうが効率がいいそうだ。シガーソケット用なので入力電圧は12〜24ボルトになっているが、低い分には問題ないでしょう(多分)。乾電池4本直列で6ボルトつないでテストしてみたらちゃんと5ボルト出力されてたし。
アダプターを分解して基板を取り出す。

ケースは余ってたので初号機と同じだけど、ただのケースとしか利用してないのでなんでもいい。ケースに取り出した基板を入れる。ケースの中を二つに分けてた壁は取ってある。基板にLEDのパイロットランプが付いているのでそれ用の穴も開けた。

取り出した基板と材料の二つの部品を電線や半田付けしてつないでケースに入れる。

完成。部品が二個だけだと新たに基板に部品を配置して回路を作らなくていいので楽。

走ってみる。
モバイルバッテリーを繋いで走ってみる。
スピードメーターを持っていかなかったのでテキトウだが、初号機よりゆっくりなスピードから電流値が上がっていくかんじ。そして前にはまったく到達しなかった500ミリアンペアを記録。
このモバイルバッテリーは入力をUSB定格の500ミリアンペアしか受け付けないので、アイパッド・ミニにつなぎかえる。
すると500ミリアンペアを越え、がんばって漕いだら(といっても多分時速30キロあたり)ついに700ミリアンペアを超えた。
やっぱりスイッチング式DC-DCコンバーターの方が変換効率がいいのだろうか。
また今回流用したシガーソケットのUSB端子が急速充電を受け入れるように回路が作ってあるからか。
弐號機のほうが部品は少なくて工作は簡単だし、費用もかからないし、出力もそこそこ出る。
スイッチング式だからか、三端子レギュレーターより発熱も少ないようだ。
弐號機のほうが優秀。
そのうち長距離充電走行に出たらレポートします。
もちろんなにも勧めません、保証もいたしません(スマートフォンやタブレットは直でつながないほうがいいと思います)。
[走行レポートあり]
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手作り自転車USB給電装置は動くのか。
まずはテスト。回路ができた段階でテストしてみた。
おさらいするとハブダイナモからは時速15キロほどで走ったときに交流6ボルトで2.4ワットの電力が出力されるようになっている(3ワットのものもある)。それを回路を通し、USBの定格の5ボルトに落とす。
ハブダイナモの端子と回路をつなぎ、USB端子に電圧電流計をはさみ、持っているエネループの小型のモバイルバッテリー(KBC-L3AS)を接続。手で車輪を回してみた。
電圧は約5ボルトが出ている。電流がゼロなのが気になるが、モバイルバッテリーの青いLEDが点滅したので少しは充電はされているらしい。
使っていなかった古いアイポッド・タッチ(初代)を引っ張り出してきてつないでみた。
画面が付いて充電が始まっているらしい。こんどは電流値もちゃんと出た。電流値は低いけど手で回してるだけだからスピードが出れば少しは上がるはず。
ではケースに入れてちゃんと走って充電してみよう。
ハブダイナモから出た線は一本はLEDライト(別売の商品です)に、他方は変換回路を通り、USB端子からモバイルバッテリーにつながっている。

ハブダイナモの出力端子は1線式、2線式、海外2線式とあるらしい。これは海外版の2線式

関係ないが、ハブダイナモ用のライトは真ん中に付けたくてマジックワンのハブダイナモ用ライトにしてみた

ハンドルに付けた安物の自転車用スマートフォンホルダーにはさんでみる。下が作った装置。上のがUSBケーブルでつなげたエネループのモバイルバッテリー。防水性能は全くないので晴れた日に使用する時だけ付けておくつもり
走るとテストのときと同じように充電中の目印の青いLEDが点滅する。充電できているようだ。空の状態から走って充電してみる。
10キロほどの距離を30分ほどかけて走り、戻ってそのモバイルバッテリーでアイフォンを充電してみた。
充電前、31パーセントだったアイフォン。

15分ほど充電したらモバイルバッテリーは切れた。
アイフォンは39パーセントになっていた。

うーーん、30分で8パーセント増えれば御の字か。1時間で16パーセント、2時間で32パーセント、6時間くらい走ればいっぱいになるかな。
このモバイルバッテリーは普通のUSB電源(5ボルト0.5アンペア)につないだ場合、満充電まで7時間かかると取説に書いてある。バッテリーの容量は3.7ボルト2500ミリアンペアアワー(アイフォン5sは1560ミリアンペアアワー)。
次に速度によって電流値はどれくらい上がるのか。
テストにも使ったUSBの電流電圧計(アマゾンで350円くらいだった)をはさんでモバイルバッテリーにつないで電流がどれくらいでてるかみてみる。
結果。
時速10キロ 250ミリアンペア(0.25アンペア)
時速15キロ 350ミリアンペア(0.35アンペア)
時速20キロ 400ミリアンペア(0.4アンペア)
だいたいこんなかんじ。電圧は常に5ボルト弱。時速30キロくらいまで走ってみたけど、最大420ミリアンペアくらいだった。
5ボルト420ミリアンペアは2.1ワット。ハブダイナモは2.4ワットの出力(時速15キロのとき)なのでまあ妥当なところのか。それとも接続した機器を急速充電モードにできなくて定格の500ミリアンペアしか受け付けてないのか。そのへんはよくわからない。
試しにアイフォンを直で充電してみる。
アイフォンを直に充電するほうが、間にモバイルバッテリーをはさんで充電するより効率はいいに決まっているのだが、適当に作った自作回路なのでアイフォンが壊れるリスクもある(自分の工作技術をそこまで信用していないし、ネットの記事の中には自作の装置とともにスマートフォンが壊れたというのが載っていた)ので今回の計画の想定の外ではある。とりあえず試してみた。
結果からいうとこれはだめだった。
試したのはアイフォン5s。走り出すとあっさり充電は始まった。
が、すぐに「このアクセサリーは使用できません。」というアラートが出て充電しなくなった。

充電ケーブルを抜いたまま走り、スピードが出たところでケーブルを挿してみたら、アラートも出ずに普通に充電が始まった。そして一旦止まり、再び走り出したらまた同じアラートが出た。
どうやら走りはじめのスピードが遅い時の規定に足らない低い電圧を感知してアラートを出しているらしい(推定)。アラートが出てしまうとそのあとスピードが上がっても充電は開始されない。
テストのときに使用した古いアイポッド・タッチはそのような機能はまだ備わっていないらしく充電できた。
このへんの制御はOSでやっているのかと思ったら、アイフォンと同じバージョンのOSの入っているアイパッド・ミニ(初代)でもアラートを出さずに直で充電できた。
同じような機能の既製品のSinewave Cycles Revolutionのよくある質問のページにこの製品の回避策について書かれていた。
やはりそういうことか。
アイフォンを直接充電するのはやめておく。使っているモバイルバッテリーの取説によるとモバイルバッテリーの充電をしながらUSB端子からの給電も同時に行えるらしいので、全部を直列につなげば、自転車でモバイルバッテリーを充電しつつ、モバイルバッテリーからアイフォンを充電できるだろう。
■USBの電源に関する備考
USBの電源について、最初はUSBコネクターの電源部分に5ボルトをつなげばそれでいいんでしょと思って、実際そうしていたのだが、いろいろ調べてみるとUSBの電源は奥が深かった。
実はUSBコネクターの部分は一度作り直していて、最初は単に電源部分に5ボルトをつないだだけで、USBの基板のデータ線まわりにもともとついていた抵抗は全部取ってしまっていた。
まあ、それでも古いモバイルバッテリーを充電するだけなら特に問題はなかったのだが、これだとアイフォンなどは純正ケーブルを使った場合全く充電できなかった(全くなにも反応しない)。でもアップル非認証の充電専用ケーブルだと充電を始めることはできた。アンドロイドでも充電できないものがあるらしい。
アンドロイドではデータ線の+と−を直結させるだけで充電はできるようになるようだが、アイフォンなどはそれでもだめで、乾電池用充電ケースのUSBコネクターの基板のデータ線まわりにもともと付いていた抵抗などで所定の電圧をかけてやらないと充電できないらしい。すでに書いたように充電が始まるようにできても走るスピードが遅い時の電流が低いことでアラートが出てしまうためアイフォンなどは充電できないので、あまり意味はないのだが。
このあたりのことについては複雑でちょっとついていけませんでした。小さなモバイルバッテリーが充電できたので、これでオーケイです。
■参考リンク
知らなきゃ損するiPhone、iPad、Android、タブレットなどの急速充電の仕組み – 瀧(TAKI,Yasushi)/紅呪(kohju)のBlog
USB電源の出力が大きいほど早く充電できると思っていた俺は愚かだった!
【USB充電の実験】#01 通信用USBケーブルだと、どうして充電できないの? – YouTube
[追加]USB充電の謎:えんぽん研究所:So-netブログ
回路図など作り方を公開してくれた皆さんに多謝。
あ、いうまでもなく今回の工作についてはだれもなにも保証はいたしませんので、あしからず。
そのうちに長距離を走った充電レポートができればと思います。
[おしまいとみせかけて……]
手作り自転車USB給電装置は動くのか。
まずはテスト。回路ができた段階でテストしてみた。
おさらいするとハブダイナモからは時速15キロほどで走ったときに交流6ボルトで2.4ワットの電力が出力されるようになっている(3ワットのものもある)。それを回路を通し、USBの定格の5ボルトに落とす。
ハブダイナモの端子と回路をつなぎ、USB端子に電圧電流計をはさみ、持っているエネループの小型のモバイルバッテリー(KBC-L3AS)を接続。手で車輪を回してみた。
電圧は約5ボルトが出ている。電流がゼロなのが気になるが、モバイルバッテリーの青いLEDが点滅したので少しは充電はされているらしい。
使っていなかった古いアイポッド・タッチ(初代)を引っ張り出してきてつないでみた。
画面が付いて充電が始まっているらしい。こんどは電流値もちゃんと出た。電流値は低いけど手で回してるだけだからスピードが出れば少しは上がるはず。
ではケースに入れてちゃんと走って充電してみよう。
ハブダイナモから出た線は一本はLEDライト(別売の商品です)に、他方は変換回路を通り、USB端子からモバイルバッテリーにつながっている。

ハブダイナモの出力端子は1線式、2線式、海外2線式とあるらしい。これは海外版の2線式

関係ないが、ハブダイナモ用のライトは真ん中に付けたくてマジックワンのハブダイナモ用ライトにしてみた

ハンドルに付けた安物の自転車用スマートフォンホルダーにはさんでみる。下が作った装置。上のがUSBケーブルでつなげたエネループのモバイルバッテリー。防水性能は全くないので晴れた日に使用する時だけ付けておくつもり
走るとテストのときと同じように充電中の目印の青いLEDが点滅する。充電できているようだ。空の状態から走って充電してみる。
10キロほどの距離を30分ほどかけて走り、戻ってそのモバイルバッテリーでアイフォンを充電してみた。
充電前、31パーセントだったアイフォン。

15分ほど充電したらモバイルバッテリーは切れた。
アイフォンは39パーセントになっていた。

うーーん、30分で8パーセント増えれば御の字か。1時間で16パーセント、2時間で32パーセント、6時間くらい走ればいっぱいになるかな。
このモバイルバッテリーは普通のUSB電源(5ボルト0.5アンペア)につないだ場合、満充電まで7時間かかると取説に書いてある。バッテリーの容量は3.7ボルト2500ミリアンペアアワー(アイフォン5sは1560ミリアンペアアワー)。
次に速度によって電流値はどれくらい上がるのか。
テストにも使ったUSBの電流電圧計(アマゾンで350円くらいだった)をはさんでモバイルバッテリーにつないで電流がどれくらいでてるかみてみる。
結果。
時速10キロ 250ミリアンペア(0.25アンペア)
時速15キロ 350ミリアンペア(0.35アンペア)
時速20キロ 400ミリアンペア(0.4アンペア)
だいたいこんなかんじ。電圧は常に5ボルト弱。時速30キロくらいまで走ってみたけど、最大420ミリアンペアくらいだった。
5ボルト420ミリアンペアは2.1ワット。ハブダイナモは2.4ワットの出力(時速15キロのとき)なのでまあ妥当なところのか。それとも接続した機器を急速充電モードにできなくて定格の500ミリアンペアしか受け付けてないのか。そのへんはよくわからない。
試しにアイフォンを直で充電してみる。
アイフォンを直に充電するほうが、間にモバイルバッテリーをはさんで充電するより効率はいいに決まっているのだが、適当に作った自作回路なのでアイフォンが壊れるリスクもある(自分の工作技術をそこまで信用していないし、ネットの記事の中には自作の装置とともにスマートフォンが壊れたというのが載っていた)ので今回の計画の想定の外ではある。とりあえず試してみた。
結果からいうとこれはだめだった。
試したのはアイフォン5s。走り出すとあっさり充電は始まった。
が、すぐに「このアクセサリーは使用できません。」というアラートが出て充電しなくなった。

充電ケーブルを抜いたまま走り、スピードが出たところでケーブルを挿してみたら、アラートも出ずに普通に充電が始まった。そして一旦止まり、再び走り出したらまた同じアラートが出た。
どうやら走りはじめのスピードが遅い時の規定に足らない低い電圧を感知してアラートを出しているらしい(推定)。アラートが出てしまうとそのあとスピードが上がっても充電は開始されない。
テストのときに使用した古いアイポッド・タッチはそのような機能はまだ備わっていないらしく充電できた。
このへんの制御はOSでやっているのかと思ったら、アイフォンと同じバージョンのOSの入っているアイパッド・ミニ(初代)でもアラートを出さずに直で充電できた。
同じような機能の既製品のSinewave Cycles Revolutionのよくある質問のページにこの製品の回避策について書かれていた。
Q:なぜ充電が始まるまで10秒かかるのですか。
A:(大雑把に意訳)アイフォンなどは充電に必要な最低電力が厳格に求められます。十分な電力が得られる前に充電を始めると、機器は充電を停止する場合があります。充電に必要なスピードになるまで10秒遅らせることで、アイフォンなどの機器を正しく充電させることができます。
A:(大雑把に意訳)アイフォンなどは充電に必要な最低電力が厳格に求められます。十分な電力が得られる前に充電を始めると、機器は充電を停止する場合があります。充電に必要なスピードになるまで10秒遅らせることで、アイフォンなどの機器を正しく充電させることができます。
やはりそういうことか。
アイフォンを直接充電するのはやめておく。使っているモバイルバッテリーの取説によるとモバイルバッテリーの充電をしながらUSB端子からの給電も同時に行えるらしいので、全部を直列につなげば、自転車でモバイルバッテリーを充電しつつ、モバイルバッテリーからアイフォンを充電できるだろう。
■USBの電源に関する備考
USBの電源について、最初はUSBコネクターの電源部分に5ボルトをつなげばそれでいいんでしょと思って、実際そうしていたのだが、いろいろ調べてみるとUSBの電源は奥が深かった。
実はUSBコネクターの部分は一度作り直していて、最初は単に電源部分に5ボルトをつないだだけで、USBの基板のデータ線まわりにもともとついていた抵抗は全部取ってしまっていた。
まあ、それでも古いモバイルバッテリーを充電するだけなら特に問題はなかったのだが、これだとアイフォンなどは純正ケーブルを使った場合全く充電できなかった(全くなにも反応しない)。でもアップル非認証の充電専用ケーブルだと充電を始めることはできた。アンドロイドでも充電できないものがあるらしい。
アンドロイドではデータ線の+と−を直結させるだけで充電はできるようになるようだが、アイフォンなどはそれでもだめで、乾電池用充電ケースのUSBコネクターの基板のデータ線まわりにもともと付いていた抵抗などで所定の電圧をかけてやらないと充電できないらしい。すでに書いたように充電が始まるようにできても走るスピードが遅い時の電流が低いことでアラートが出てしまうためアイフォンなどは充電できないので、あまり意味はないのだが。
このあたりのことについては複雑でちょっとついていけませんでした。小さなモバイルバッテリーが充電できたので、これでオーケイです。
■参考リンク
知らなきゃ損するiPhone、iPad、Android、タブレットなどの急速充電の仕組み – 瀧(TAKI,Yasushi)/紅呪(kohju)のBlog
USB電源の出力が大きいほど早く充電できると思っていた俺は愚かだった!
【USB充電の実験】#01 通信用USBケーブルだと、どうして充電できないの? – YouTube
[追加]USB充電の謎:えんぽん研究所:So-netブログ
回路図など作り方を公開してくれた皆さんに多謝。
あ、いうまでもなく今回の工作についてはだれもなにも保証はいたしませんので、あしからず。
そのうちに長距離を走った充電レポートができればと思います。
[おしまいとみせかけて……]