[この連載を最初から読む]
手作り自転車USB給電装置は動くのか。
まずはテスト。回路ができた段階でテストしてみた。
おさらいするとハブダイナモからは時速15キロほどで走ったときに交流6ボルトで2.4ワットの電力が出力されるようになっている(3ワットのものもある)。それを回路を通し、USBの定格の5ボルトに落とす。
ハブダイナモの端子と回路をつなぎ、USB端子に電圧電流計をはさみ、持っているエネループの小型のモバイルバッテリー(KBC-L3AS)を接続。手で車輪を回してみた。
電圧は約5ボルトが出ている。電流がゼロなのが気になるが、モバイルバッテリーの青いLEDが点滅したので少しは充電はされているらしい。
使っていなかった古いアイポッド・タッチ(初代)を引っ張り出してきてつないでみた。
画面が付いて充電が始まっているらしい。こんどは電流値もちゃんと出た。電流値は低いけど手で回してるだけだからスピードが出れば少しは上がるはず。
ではケースに入れてちゃんと走って充電してみよう。
ハブダイナモから出た線は一本はLEDライト(別売の商品です)に、他方は変換回路を通り、USB端子からモバイルバッテリーにつながっている。

ハブダイナモの出力端子は1線式、2線式、海外2線式とあるらしい。これは海外版の2線式

関係ないが、ハブダイナモ用のライトは真ん中に付けたくてマジックワンのハブダイナモ用ライトにしてみた

ハンドルに付けた安物の自転車用スマートフォンホルダーにはさんでみる。下が作った装置。上のがUSBケーブルでつなげたエネループのモバイルバッテリー。防水性能は全くないので晴れた日に使用する時だけ付けておくつもり
走るとテストのときと同じように充電中の目印の青いLEDが点滅する。充電できているようだ。空の状態から走って充電してみる。
10キロほどの距離を30分ほどかけて走り、戻ってそのモバイルバッテリーでアイフォンを充電してみた。
充電前、31パーセントだったアイフォン。

15分ほど充電したらモバイルバッテリーは切れた。
アイフォンは39パーセントになっていた。

うーーん、30分で8パーセント増えれば御の字か。1時間で16パーセント、2時間で32パーセント、6時間くらい走ればいっぱいになるかな。
このモバイルバッテリーは普通のUSB電源(5ボルト0.5アンペア)につないだ場合、満充電まで7時間かかると取説に書いてある。バッテリーの容量は3.7ボルト2500ミリアンペアアワー(アイフォン5sは1560ミリアンペアアワー)。
次に速度によって電流値はどれくらい上がるのか。
テストにも使ったUSBの電流電圧計(アマゾンで350円くらいだった)をはさんでモバイルバッテリーにつないで電流がどれくらいでてるかみてみる。
結果。
時速10キロ 250ミリアンペア(0.25アンペア)
時速15キロ 350ミリアンペア(0.35アンペア)
時速20キロ 400ミリアンペア(0.4アンペア)
だいたいこんなかんじ。電圧は常に5ボルト弱。時速30キロくらいまで走ってみたけど、最大420ミリアンペアくらいだった。
5ボルト420ミリアンペアは2.1ワット。ハブダイナモは2.4ワットの出力(時速15キロのとき)なのでまあ妥当なところのか。それとも接続した機器を急速充電モードにできなくて定格の500ミリアンペアしか受け付けてないのか。そのへんはよくわからない。
試しにアイフォンを直で充電してみる。
アイフォンを直に充電するほうが、間にモバイルバッテリーをはさんで充電するより効率はいいに決まっているのだが、適当に作った自作回路なのでアイフォンが壊れるリスクもある(自分の工作技術をそこまで信用していないし、ネットの記事の中には自作の装置とともにスマートフォンが壊れたというのが載っていた)ので今回の計画の想定の外ではある。とりあえず試してみた。
結果からいうとこれはだめだった。
試したのはアイフォン5s。走り出すとあっさり充電は始まった。
が、すぐに「このアクセサリーは使用できません。」というアラートが出て充電しなくなった。

充電ケーブルを抜いたまま走り、スピードが出たところでケーブルを挿してみたら、アラートも出ずに普通に充電が始まった。そして一旦止まり、再び走り出したらまた同じアラートが出た。
どうやら走りはじめのスピードが遅い時の規定に足らない低い電圧を感知してアラートを出しているらしい(推定)。アラートが出てしまうとそのあとスピードが上がっても充電は開始されない。
テストのときに使用した古いアイポッド・タッチはそのような機能はまだ備わっていないらしく充電できた。
このへんの制御はOSでやっているのかと思ったら、アイフォンと同じバージョンのOSの入っているアイパッド・ミニ(初代)でもアラートを出さずに直で充電できた。
同じような機能の既製品のSinewave Cycles Revolutionのよくある質問のページにこの製品の回避策について書かれていた。
やはりそういうことか。
アイフォンを直接充電するのはやめておく。使っているモバイルバッテリーの取説によるとモバイルバッテリーの充電をしながらUSB端子からの給電も同時に行えるらしいので、全部を直列につなげば、自転車でモバイルバッテリーを充電しつつ、モバイルバッテリーからアイフォンを充電できるだろう。
■USBの電源に関する備考
USBの電源について、最初はUSBコネクターの電源部分に5ボルトをつなげばそれでいいんでしょと思って、実際そうしていたのだが、いろいろ調べてみるとUSBの電源は奥が深かった。
実はUSBコネクターの部分は一度作り直していて、最初は単に電源部分に5ボルトをつないだだけで、USBの基板のデータ線まわりにもともとついていた抵抗は全部取ってしまっていた。
まあ、それでも古いモバイルバッテリーを充電するだけなら特に問題はなかったのだが、これだとアイフォンなどは純正ケーブルを使った場合全く充電できなかった(全くなにも反応しない)。でもアップル非認証の充電専用ケーブルだと充電を始めることはできた。アンドロイドでも充電できないものがあるらしい。
アンドロイドではデータ線の+と−を直結させるだけで充電はできるようになるようだが、アイフォンなどはそれでもだめで、乾電池用充電ケースのUSBコネクターの基板のデータ線まわりにもともと付いていた抵抗などで所定の電圧をかけてやらないと充電できないらしい。すでに書いたように充電が始まるようにできても走るスピードが遅い時の電流が低いことでアラートが出てしまうためアイフォンなどは充電できないので、あまり意味はないのだが。
このあたりのことについては複雑でちょっとついていけませんでした。小さなモバイルバッテリーが充電できたので、これでオーケイです。
■参考リンク
知らなきゃ損するiPhone、iPad、Android、タブレットなどの急速充電の仕組み – 瀧(TAKI,Yasushi)/紅呪(kohju)のBlog
USB電源の出力が大きいほど早く充電できると思っていた俺は愚かだった!
【USB充電の実験】#01 通信用USBケーブルだと、どうして充電できないの? – YouTube
[追加]USB充電の謎:えんぽん研究所:So-netブログ
回路図など作り方を公開してくれた皆さんに多謝。
あ、いうまでもなく今回の工作についてはだれもなにも保証はいたしませんので、あしからず。
そのうちに長距離を走った充電レポートができればと思います。
[おしまいとみせかけて……]
手作り自転車USB給電装置は動くのか。
まずはテスト。回路ができた段階でテストしてみた。
おさらいするとハブダイナモからは時速15キロほどで走ったときに交流6ボルトで2.4ワットの電力が出力されるようになっている(3ワットのものもある)。それを回路を通し、USBの定格の5ボルトに落とす。
ハブダイナモの端子と回路をつなぎ、USB端子に電圧電流計をはさみ、持っているエネループの小型のモバイルバッテリー(KBC-L3AS)を接続。手で車輪を回してみた。
電圧は約5ボルトが出ている。電流がゼロなのが気になるが、モバイルバッテリーの青いLEDが点滅したので少しは充電はされているらしい。
使っていなかった古いアイポッド・タッチ(初代)を引っ張り出してきてつないでみた。
画面が付いて充電が始まっているらしい。こんどは電流値もちゃんと出た。電流値は低いけど手で回してるだけだからスピードが出れば少しは上がるはず。
ではケースに入れてちゃんと走って充電してみよう。
ハブダイナモから出た線は一本はLEDライト(別売の商品です)に、他方は変換回路を通り、USB端子からモバイルバッテリーにつながっている。

ハブダイナモの出力端子は1線式、2線式、海外2線式とあるらしい。これは海外版の2線式

関係ないが、ハブダイナモ用のライトは真ん中に付けたくてマジックワンのハブダイナモ用ライトにしてみた

ハンドルに付けた安物の自転車用スマートフォンホルダーにはさんでみる。下が作った装置。上のがUSBケーブルでつなげたエネループのモバイルバッテリー。防水性能は全くないので晴れた日に使用する時だけ付けておくつもり
走るとテストのときと同じように充電中の目印の青いLEDが点滅する。充電できているようだ。空の状態から走って充電してみる。
10キロほどの距離を30分ほどかけて走り、戻ってそのモバイルバッテリーでアイフォンを充電してみた。
充電前、31パーセントだったアイフォン。

15分ほど充電したらモバイルバッテリーは切れた。
アイフォンは39パーセントになっていた。

うーーん、30分で8パーセント増えれば御の字か。1時間で16パーセント、2時間で32パーセント、6時間くらい走ればいっぱいになるかな。
このモバイルバッテリーは普通のUSB電源(5ボルト0.5アンペア)につないだ場合、満充電まで7時間かかると取説に書いてある。バッテリーの容量は3.7ボルト2500ミリアンペアアワー(アイフォン5sは1560ミリアンペアアワー)。
次に速度によって電流値はどれくらい上がるのか。
テストにも使ったUSBの電流電圧計(アマゾンで350円くらいだった)をはさんでモバイルバッテリーにつないで電流がどれくらいでてるかみてみる。
結果。
時速10キロ 250ミリアンペア(0.25アンペア)
時速15キロ 350ミリアンペア(0.35アンペア)
時速20キロ 400ミリアンペア(0.4アンペア)
だいたいこんなかんじ。電圧は常に5ボルト弱。時速30キロくらいまで走ってみたけど、最大420ミリアンペアくらいだった。
5ボルト420ミリアンペアは2.1ワット。ハブダイナモは2.4ワットの出力(時速15キロのとき)なのでまあ妥当なところのか。それとも接続した機器を急速充電モードにできなくて定格の500ミリアンペアしか受け付けてないのか。そのへんはよくわからない。
試しにアイフォンを直で充電してみる。
アイフォンを直に充電するほうが、間にモバイルバッテリーをはさんで充電するより効率はいいに決まっているのだが、適当に作った自作回路なのでアイフォンが壊れるリスクもある(自分の工作技術をそこまで信用していないし、ネットの記事の中には自作の装置とともにスマートフォンが壊れたというのが載っていた)ので今回の計画の想定の外ではある。とりあえず試してみた。
結果からいうとこれはだめだった。
試したのはアイフォン5s。走り出すとあっさり充電は始まった。
が、すぐに「このアクセサリーは使用できません。」というアラートが出て充電しなくなった。

充電ケーブルを抜いたまま走り、スピードが出たところでケーブルを挿してみたら、アラートも出ずに普通に充電が始まった。そして一旦止まり、再び走り出したらまた同じアラートが出た。
どうやら走りはじめのスピードが遅い時の規定に足らない低い電圧を感知してアラートを出しているらしい(推定)。アラートが出てしまうとそのあとスピードが上がっても充電は開始されない。
テストのときに使用した古いアイポッド・タッチはそのような機能はまだ備わっていないらしく充電できた。
このへんの制御はOSでやっているのかと思ったら、アイフォンと同じバージョンのOSの入っているアイパッド・ミニ(初代)でもアラートを出さずに直で充電できた。
同じような機能の既製品のSinewave Cycles Revolutionのよくある質問のページにこの製品の回避策について書かれていた。
Q:なぜ充電が始まるまで10秒かかるのですか。
A:(大雑把に意訳)アイフォンなどは充電に必要な最低電力が厳格に求められます。十分な電力が得られる前に充電を始めると、機器は充電を停止する場合があります。充電に必要なスピードになるまで10秒遅らせることで、アイフォンなどの機器を正しく充電させることができます。
A:(大雑把に意訳)アイフォンなどは充電に必要な最低電力が厳格に求められます。十分な電力が得られる前に充電を始めると、機器は充電を停止する場合があります。充電に必要なスピードになるまで10秒遅らせることで、アイフォンなどの機器を正しく充電させることができます。
やはりそういうことか。
アイフォンを直接充電するのはやめておく。使っているモバイルバッテリーの取説によるとモバイルバッテリーの充電をしながらUSB端子からの給電も同時に行えるらしいので、全部を直列につなげば、自転車でモバイルバッテリーを充電しつつ、モバイルバッテリーからアイフォンを充電できるだろう。
■USBの電源に関する備考
USBの電源について、最初はUSBコネクターの電源部分に5ボルトをつなげばそれでいいんでしょと思って、実際そうしていたのだが、いろいろ調べてみるとUSBの電源は奥が深かった。
実はUSBコネクターの部分は一度作り直していて、最初は単に電源部分に5ボルトをつないだだけで、USBの基板のデータ線まわりにもともとついていた抵抗は全部取ってしまっていた。
まあ、それでも古いモバイルバッテリーを充電するだけなら特に問題はなかったのだが、これだとアイフォンなどは純正ケーブルを使った場合全く充電できなかった(全くなにも反応しない)。でもアップル非認証の充電専用ケーブルだと充電を始めることはできた。アンドロイドでも充電できないものがあるらしい。
アンドロイドではデータ線の+と−を直結させるだけで充電はできるようになるようだが、アイフォンなどはそれでもだめで、乾電池用充電ケースのUSBコネクターの基板のデータ線まわりにもともと付いていた抵抗などで所定の電圧をかけてやらないと充電できないらしい。すでに書いたように充電が始まるようにできても走るスピードが遅い時の電流が低いことでアラートが出てしまうためアイフォンなどは充電できないので、あまり意味はないのだが。
このあたりのことについては複雑でちょっとついていけませんでした。小さなモバイルバッテリーが充電できたので、これでオーケイです。
■参考リンク
知らなきゃ損するiPhone、iPad、Android、タブレットなどの急速充電の仕組み – 瀧(TAKI,Yasushi)/紅呪(kohju)のBlog
USB電源の出力が大きいほど早く充電できると思っていた俺は愚かだった!
【USB充電の実験】#01 通信用USBケーブルだと、どうして充電できないの? – YouTube
[追加]USB充電の謎:えんぽん研究所:So-netブログ
回路図など作り方を公開してくれた皆さんに多謝。
あ、いうまでもなく今回の工作についてはだれもなにも保証はいたしませんので、あしからず。
そのうちに長距離を走った充電レポートができればと思います。
[おしまいとみせかけて……]
[この連載を最初から読む]
自転車発電USB給電装置、もう自分で作っちゃうよ!
作り方は以下のサイトを参照しました。詳しくはそちらをどうぞ。
DIY hub dynamo usb charger » arenddeboer.com(英語)
DIY Hub Dynamo USB Charger Inside Handlebar | Mr Howdy And His Merry Wheelmen(英語)
自転車のダイナモハブに使う自作(DIY)のUSB充電器 – 14degrees Off The Beaten Track(日本語)
基本的に電気回路などは上記サイトのまんまです。
材料は、
基板(ワイヤード・ユニバーサル基板 ¥435)
整流ダイオード(W02G-E4 ¥102)
タンタルコンデンサー 16V 22μF(TBM1C226JECB ¥85)
タンタルコンデンサー 35V 0.47μF(TBM1V474BECB ¥35)
アルミ電解コンデンサー 25V 2200μF(EKMG250ELL222MK25S ¥203)
電圧レギュレータ( LM2940CT-5.0/NOPB ¥160)
ほか、電線、USBコネクター(メス)、ギボシ端子などです。
秋葉原まで電車で往復するより通販で買ったほうが安そうなので通販で買った。
回路図はこんなかんじ。

ハブダイナモは時速15キロくらいで交流の6ボルト2.4ワット(3ワットのものもある)を出力する。
それを整流コンデンサーで直流に変換。
電圧レギュレーターで5ボルトに落とす。
ところどころに入っているコンデンサーは直流化して安定していない電圧や電流を平滑化する。
回路通りになるように基板を作って部品を半田付けする。
用意したケースに入るよう小さな基板に配置するのがちょっと難しかった。
ケースは100円ショップでいいのを見つけてきた。

単三乾電池2本でUSB機器を充電するケース。大きさもちょうどいいはずと思って買ってきた。ちなみにショップはキャンドゥ。
分解して乾電池用の金具を取り、USBコネクターが付いた基板からコネクター以外の電子部品を半田ごてで取り去ってしまう。USBコネクターのデータ線につながっている小さい抵抗は残しておく。
このケースに入るように基板に部品を半田付けし、ハブダイナモからの入力端子を作り、出力はUSBコネクターにつながる基板に接続すればいい。

基板に部品を半田付けした状態

ケースに入れた。電解コンデンサーがでかいのでどう配置しようかけっこう迷った

ハブダイナモからはギボシ端子で接続。もっと楽ないいコネクターがあるはずなのだが、とりあえず今回はこれで

完成! 既製品を買うよりはだいぶ安くでできた。
ちゃんと動けばね……。
[つづく]
自転車発電USB給電装置、もう自分で作っちゃうよ!
作り方は以下のサイトを参照しました。詳しくはそちらをどうぞ。
DIY hub dynamo usb charger » arenddeboer.com(英語)
自転車のダイナモハブに使う自作(DIY)のUSB充電器 – 14degrees Off The Beaten Track(日本語)
基本的に電気回路などは上記サイトのまんまです。
材料は、
基板(ワイヤード・ユニバーサル基板 ¥435)
整流ダイオード(W02G-E4 ¥102)
タンタルコンデンサー 16V 22μF(TBM1C226JECB ¥85)
タンタルコンデンサー 35V 0.47μF(TBM1V474BECB ¥35)
アルミ電解コンデンサー 25V 2200μF(EKMG250ELL222MK25S ¥203)
電圧レギュレータ( LM2940CT-5.0/NOPB ¥160)
ほか、電線、USBコネクター(メス)、ギボシ端子などです。
秋葉原まで電車で往復するより通販で買ったほうが安そうなので通販で買った。
回路図はこんなかんじ。

ハブダイナモは時速15キロくらいで交流の6ボルト2.4ワット(3ワットのものもある)を出力する。
それを整流コンデンサーで直流に変換。
電圧レギュレーターで5ボルトに落とす。
ところどころに入っているコンデンサーは直流化して安定していない電圧や電流を平滑化する。
回路通りになるように基板を作って部品を半田付けする。
用意したケースに入るよう小さな基板に配置するのがちょっと難しかった。
ケースは100円ショップでいいのを見つけてきた。

単三乾電池2本でUSB機器を充電するケース。大きさもちょうどいいはずと思って買ってきた。ちなみにショップはキャンドゥ。
分解して乾電池用の金具を取り、USBコネクターが付いた基板からコネクター以外の電子部品を半田ごてで取り去ってしまう。USBコネクターのデータ線につながっている小さい抵抗は残しておく。
このケースに入るように基板に部品を半田付けし、ハブダイナモからの入力端子を作り、出力はUSBコネクターにつながる基板に接続すればいい。

基板に部品を半田付けした状態

ケースに入れた。電解コンデンサーがでかいのでどう配置しようかけっこう迷った

ハブダイナモからはギボシ端子で接続。もっと楽ないいコネクターがあるはずなのだが、とりあえず今回はこれで

完成! 既製品を買うよりはだいぶ安くでできた。
ちゃんと動けばね……。
[つづく]
数日、徒歩野宿旅に行ってきた。
当然荷物は軽くしていくつもりで用意したが、出発直前にまだ重すぎると思ってガスストーヴをやめて、以前作ってたいして活躍していなかったアルミ缶アルコールストーヴを持っていくことにした(アルミ缶アルコールストーブ [野宿野郎ウェブログ])。
道中それなりに活躍はしてくれたものの、五徳の頼りなさが気になった。持っていったのはアルミ缶ストーヴを作った時にいっしょにスチール缶を切って適当に作ったものだったので、バランスよく鍋を乗せないとひしゃげてしまうのだった。

帰ってきてもうちょっと頼りになるのを作ろうと思い立った。
とはいえ、これからもそれほどアルコールストーヴは活躍しそうにないので、簡単に安くできそうなやつということで、金属の棒を組み合わせて作ることにした。

詳細なる設計図。
金属の棒を折り曲げて、組み合わせる。折りたたんで小さくなるように作る。
材料。

金属の棒。家にあった100円ショップで買った園芸用の支柱。

家にあった大型金物屋で買ったステンレスの短いパイプ。
カセットガスを入れ替えるアタッチメントを作ったときに買ったやつだと思う。
材料は以上。

園芸用の金属の棒は外のビニールをむく。
中はスチールの棒なのでゆくゆくは錆びてしまうだろうなあ。
短いパイプはペンチで楕円につぶす。

曲げてパイプを通して、棒の端もパイプが抜けないように曲げて、いっぽうの端は折りたためるように曲げずに短くしておく。

あっという間に出来上がり。

アルミ缶アルコールストーヴのサイズにぴったり。

使わないときは折りたためます。
あいかわらず作りが適当ですが、野宿グッズはこんなもんでいいでしょう。
これからはもうちょっとアルコールストーヴを活躍させようと思います。
当然荷物は軽くしていくつもりで用意したが、出発直前にまだ重すぎると思ってガスストーヴをやめて、以前作ってたいして活躍していなかったアルミ缶アルコールストーヴを持っていくことにした(アルミ缶アルコールストーブ [野宿野郎ウェブログ])。
道中それなりに活躍はしてくれたものの、五徳の頼りなさが気になった。持っていったのはアルミ缶ストーヴを作った時にいっしょにスチール缶を切って適当に作ったものだったので、バランスよく鍋を乗せないとひしゃげてしまうのだった。

帰ってきてもうちょっと頼りになるのを作ろうと思い立った。
とはいえ、これからもそれほどアルコールストーヴは活躍しそうにないので、簡単に安くできそうなやつということで、金属の棒を組み合わせて作ることにした。

詳細なる設計図。
金属の棒を折り曲げて、組み合わせる。折りたたんで小さくなるように作る。
材料。

金属の棒。家にあった100円ショップで買った園芸用の支柱。

家にあった大型金物屋で買ったステンレスの短いパイプ。
カセットガスを入れ替えるアタッチメントを作ったときに買ったやつだと思う。
材料は以上。

園芸用の金属の棒は外のビニールをむく。
中はスチールの棒なのでゆくゆくは錆びてしまうだろうなあ。
短いパイプはペンチで楕円につぶす。

曲げてパイプを通して、棒の端もパイプが抜けないように曲げて、いっぽうの端は折りたためるように曲げずに短くしておく。

あっという間に出来上がり。

アルミ缶アルコールストーヴのサイズにぴったり。

使わないときは折りたためます。
あいかわらず作りが適当ですが、野宿グッズはこんなもんでいいでしょう。
これからはもうちょっとアルコールストーヴを活躍させようと思います。
年末ふと思いついて切手を作ってみようと思った。
といっても日本郵便のオリジナル切手作成サービスではなく、勝手に野宿郵便のニセ切手を作るのである。
デザインを作るのはいいのだが、問題は切手のまわりの穴である。目打ちというらしい。
どうやって目打ちをあければいいのだろう。調べてみてもあまりいい方法は見つからなかった。
目打ちの開いた印刷用紙とか(東京紙器)、ギザギザのついた切手風シール用紙(身ぐるみを剥がし隊:So-netブログ/Amazon)とか、ギザギザに切れるピンキングばさみとかはあるようだが、これでは自分の思っているようにはいかない。
結局革製品用の1ミリの穴あけポンチ(Amazon)を買ってきて、一個ずつ穴をあけることにした。
デザインは楽しいけど、目打ちを一個いっこ開けるのはとても大変。多分1000個以上開けた。また作る気になるかはビミョ〜。
手紙に貼っても届きません。

野宿趣味週間

連続デザインの切手

のじゅくモン切手
といっても日本郵便のオリジナル切手作成サービスではなく、勝手に野宿郵便のニセ切手を作るのである。
デザインを作るのはいいのだが、問題は切手のまわりの穴である。目打ちというらしい。
どうやって目打ちをあければいいのだろう。調べてみてもあまりいい方法は見つからなかった。
目打ちの開いた印刷用紙とか(東京紙器)、ギザギザのついた切手風シール用紙(身ぐるみを剥がし隊:So-netブログ/Amazon)とか、ギザギザに切れるピンキングばさみとかはあるようだが、これでは自分の思っているようにはいかない。
結局革製品用の1ミリの穴あけポンチ(Amazon)を買ってきて、一個ずつ穴をあけることにした。
デザインは楽しいけど、目打ちを一個いっこ開けるのはとても大変。多分1000個以上開けた。また作る気になるかはビミョ〜。
手紙に貼っても届きません。

野宿趣味週間

連続デザインの切手

のじゅくモン切手
しばらくの間休眠状態だった野宿野郎手芸部ですが、先日ショッピングモールをうろうろしていたとき、ひさびさに手芸店に入ってみました。
そこでマカロンというものを発見しました。
マカロン? 食べるもんじゃないの?
そのマカロンをみていて閃きました。手芸部リブートだ!
正確にはマカロンケースというものらしく、小さいプラスチックの型を布で覆ったもの二つをジッパーでくっつけたもののようだ。食べるマカロンに似てるからそう呼ぶらしい。(グーグル画像検索)
売っている型だと500円玉が入る大きさのものがあった。それ以外の型に洋梨型のものもあって、これであれが作れそうだと閃いたのだ。

まず、洋梨型の型に布を覆って裏で糸で絞って止める

もう一つの型には、顔を付けた布を同じように縫い付ける

二つの型をジッパーで縫って繋げれば、ネブクロくんマカロンケースの出来上がり

ホントは中に内張りを縫い付けるんだけど、めんどくさいからやってない。
プラスチックの型だけなら、一個数十円で売っていた。
ちょうどいい長さのジッパーなど必要なものが入った全部入りキットはちょっと高かった。
もちろん手芸部は型だけ買って後は自前で作りました。なのでジッパーはちょっと長すぎました。でも大丈夫。
そこでマカロンというものを発見しました。
マカロン? 食べるもんじゃないの?
そのマカロンをみていて閃きました。手芸部リブートだ!
正確にはマカロンケースというものらしく、小さいプラスチックの型を布で覆ったもの二つをジッパーでくっつけたもののようだ。食べるマカロンに似てるからそう呼ぶらしい。(グーグル画像検索)
売っている型だと500円玉が入る大きさのものがあった。それ以外の型に洋梨型のものもあって、これであれが作れそうだと閃いたのだ。

まず、洋梨型の型に布を覆って裏で糸で絞って止める

もう一つの型には、顔を付けた布を同じように縫い付ける

二つの型をジッパーで縫って繋げれば、ネブクロくんマカロンケースの出来上がり

ホントは中に内張りを縫い付けるんだけど、めんどくさいからやってない。
プラスチックの型だけなら、一個数十円で売っていた。
ちょうどいい長さのジッパーなど必要なものが入った全部入りキットはちょっと高かった。
もちろん手芸部は型だけ買って後は自前で作りました。なのでジッパーはちょっと長すぎました。でも大丈夫。
再び作った。
サイズは小さいまま、もうちょっと燃焼時間を延ばそうと思った。目標は米とお湯を沸かせるだけの時間。
前回の一番小さいストーブは高さを低くしたため、上と下の凹面同士がくっついてしまっていた。ここをなんとかすればもっとたくさん燃料が入るはず。
そこで底面がフラットのアルミ缶を探してきて下のパーツに使った(たしかお茶のボトルタイプの缶)。
ちょっと背が高くなってしまったが、燃料注入量がかなり増えて燃焼時間が25分に延びた。
しかし、作ってから、底面の直径が広がってしまったため缶ストーブのプレヒート用に買った小皿(マドレーヌ用)にうまく乗らないことが判明。あと見た目があまり美しくないのもあり、さらに作ることに。
今度は同じ凹面パーツだが、下になるほうのパーツの凹面をはトンカチでたたいてふくらませることに。これでサイズは全く同じで少し燃料が入るようになったはず(未テスト。推定燃焼時間20分)。
ストーブの背を低くすればするほど、上下パーツのはめ込みが難しくなります。隙間からのガス漏れの不具合も起こりがちなのでご注意。
Cは前回の一番小さなやつ。Dは底面のパーツを変えたので背が高くなっている。Eは見た目は同じ
裏面。Dは底がフラット。いまいち美しくない。Eは底をふくらませて燃料注入量を増やした
サイズは小さいまま、もうちょっと燃焼時間を延ばそうと思った。目標は米とお湯を沸かせるだけの時間。
前回の一番小さいストーブは高さを低くしたため、上と下の凹面同士がくっついてしまっていた。ここをなんとかすればもっとたくさん燃料が入るはず。
そこで底面がフラットのアルミ缶を探してきて下のパーツに使った(たしかお茶のボトルタイプの缶)。
ちょっと背が高くなってしまったが、燃料注入量がかなり増えて燃焼時間が25分に延びた。
しかし、作ってから、底面の直径が広がってしまったため缶ストーブのプレヒート用に買った小皿(マドレーヌ用)にうまく乗らないことが判明。あと見た目があまり美しくないのもあり、さらに作ることに。
今度は同じ凹面パーツだが、下になるほうのパーツの凹面をはトンカチでたたいてふくらませることに。これでサイズは全く同じで少し燃料が入るようになったはず(未テスト。推定燃焼時間20分)。
ストーブの背を低くすればするほど、上下パーツのはめ込みが難しくなります。隙間からのガス漏れの不具合も起こりがちなのでご注意。


アルミ缶アルコールストーブを手作りできるというのはかなり前から知っていたのだが、手を出していなかった。
通販で物を買うついでに既製品のアルコールストーブを買おうか迷っているうちに一度作ってみようという気になった。
作り方はネットにいくらでもあるので検索でさがしてもらうとして、今回作ったのは一番簡単な密閉式のやつ。アルミ缶の底を二つ切って合わせて穴を開けるだけ(中にアルコール気化促進用にスチールウールを入れてある)。
大中小と三つ作った。というか、もっと小さく作れるなと思って作っているうちに三つできた。五徳はスチール缶を切ってテキトウに作った。

小は高さ22ミリ、700ミリリットルの水が11分で沸騰、アルコール満タンで15分ほど燃焼した。
中は27ミリ、12分で沸騰、21分ほど燃焼。
大は35ミリ、でかいので満タンにするとアルコールがもったいないので試してない。
水を沸かせるだけでは、旅に持ってくには頼りない。米くらい炊けないと。
でもアルコールストーブは火力調節が苦手。トランギアなどはスライド式のふたで調節できるようだが、このシンプルなやつではできない。
そこで炎の穴をいくつかふさげるようにすれば火力を落とせるのではないかと思って試してみた。
ガスの噴出口をストーブの上部の外輪山の内側と外側の両方に開けて、内側の穴を別のアルミ缶の底で作ったふたをのせてふさげるようにしてみた。

ふたはストーブを作ったのと同じ形の缶の底だとはまらないので、たまたまうまくはまった別の種類の缶の底を使った。 広口のコーヒーのアルミ缶だったかも (訂正:下の写真にも写ってたけど、ストーブ本体に使ったのがコーヒーの広口のボトルタイプのアルミ缶で、ふたが普通の炭酸飲料の缶だ)
炊飯、約一合。一番小さいストーブでやってみた。
沸騰して吹きこぼれそうになったところで、ふたをして火力を落とす。
もうちょっととろ火くらいまで落ちてくれたらいいなと思うものの、あまり火力を落とすとアルコール気化サイクルがうまくいかないかもしれない。
15分ほどで炊き上がり。途中で火力を弱めたのでその後も4〜5分燃焼はつづいた。
まずまずうまく炊けた。鍋底にほどよいおこげ、でも鍋はこげつかず。


ランニングコストはどうだろう。
よくない、全く。
いつも使っているカセットガスのストーブだと、100円ショップのカセットガス1本で10日から2週間は飯を炊き、茶を沸かし、食事を作り、使っていけることがこれまでの旅で分かっている。
アルコールストーブだと、うちの近所の薬局では、燃料用アルコール(エタノール25パーセント)は500ミリリットルで388円(アマゾンでも売ってるんだ)。飯を炊くのに30ミリリットル、お湯を沸かすのに20ミリリットル使ったとして、388円で10回分しかない。コストに関しては全く歯が立たない。
ガソリンストーブは使ったことがないのでスルー。
大きさ軽さはどうなの。
ストーブ本体は圧倒的に軽い。アルミ缶の本体、スチール缶の五徳、風防を足しても超軽量だ。500ミリリットルの燃料アルコールはカセットガスよりやや重いくらいか。
長期の旅に持っていくとなると500ミリリットルを持っていくことになるだろうが、短期の旅なら使う分だけ小瓶に入れて持っていけばかなり軽く小さくなるだろう。
燃料の入手しやすさは。
燃料アルコールは薬局に売っている。カセットガスを買う100円ショップより薬局の方がみつかりやすい気がする。燃料用は売ってない薬局もあるけど。
なんでカセットガスを100円ショップで買うと決めつけているかというと、他ではなかなか1本で売っていないから。いくら安くても3本も持ち歩きたくないのです。
やはり長期の旅だとガスのほうがいいと思うが、アルコールストーブも片隅に入れておいてもいいかもしれない。いや作り方をおぼえておいて必要になってから旅の途中で作ってもいいかもしれない。
[再びの記事あり]
通販で物を買うついでに既製品のアルコールストーブを買おうか迷っているうちに一度作ってみようという気になった。
作り方はネットにいくらでもあるので検索でさがしてもらうとして、今回作ったのは一番簡単な密閉式のやつ。アルミ缶の底を二つ切って合わせて穴を開けるだけ(中にアルコール気化促進用にスチールウールを入れてある)。
大中小と三つ作った。というか、もっと小さく作れるなと思って作っているうちに三つできた。五徳はスチール缶を切ってテキトウに作った。

小は高さ22ミリ、700ミリリットルの水が11分で沸騰、アルコール満タンで15分ほど燃焼した。
中は27ミリ、12分で沸騰、21分ほど燃焼。
大は35ミリ、でかいので満タンにするとアルコールがもったいないので試してない。
水を沸かせるだけでは、旅に持ってくには頼りない。米くらい炊けないと。
でもアルコールストーブは火力調節が苦手。トランギアなどはスライド式のふたで調節できるようだが、このシンプルなやつではできない。
そこで炎の穴をいくつかふさげるようにすれば火力を落とせるのではないかと思って試してみた。
ガスの噴出口をストーブの上部の外輪山の内側と外側の両方に開けて、内側の穴を別のアルミ缶の底で作ったふたをのせてふさげるようにしてみた。

ふたはストーブを作ったのと同じ形の缶の底だとはまらないので、たまたまうまくはまった別の種類の缶の底を使った。
炊飯、約一合。一番小さいストーブでやってみた。
沸騰して吹きこぼれそうになったところで、ふたをして火力を落とす。
もうちょっととろ火くらいまで落ちてくれたらいいなと思うものの、あまり火力を落とすとアルコール気化サイクルがうまくいかないかもしれない。
15分ほどで炊き上がり。途中で火力を弱めたのでその後も4〜5分燃焼はつづいた。
まずまずうまく炊けた。鍋底にほどよいおこげ、でも鍋はこげつかず。


ランニングコストはどうだろう。
よくない、全く。
いつも使っているカセットガスのストーブだと、100円ショップのカセットガス1本で10日から2週間は飯を炊き、茶を沸かし、食事を作り、使っていけることがこれまでの旅で分かっている。
アルコールストーブだと、うちの近所の薬局では、燃料用アルコール(エタノール25パーセント)は500ミリリットルで388円(アマゾンでも売ってるんだ)。飯を炊くのに30ミリリットル、お湯を沸かすのに20ミリリットル使ったとして、388円で10回分しかない。コストに関しては全く歯が立たない。
ガソリンストーブは使ったことがないのでスルー。
大きさ軽さはどうなの。
ストーブ本体は圧倒的に軽い。アルミ缶の本体、スチール缶の五徳、風防を足しても超軽量だ。500ミリリットルの燃料アルコールはカセットガスよりやや重いくらいか。
長期の旅に持っていくとなると500ミリリットルを持っていくことになるだろうが、短期の旅なら使う分だけ小瓶に入れて持っていけばかなり軽く小さくなるだろう。
燃料の入手しやすさは。
燃料アルコールは薬局に売っている。カセットガスを買う100円ショップより薬局の方がみつかりやすい気がする。燃料用は売ってない薬局もあるけど。
なんでカセットガスを100円ショップで買うと決めつけているかというと、他ではなかなか1本で売っていないから。いくら安くても3本も持ち歩きたくないのです。
やはり長期の旅だとガスのほうがいいと思うが、アルコールストーブも片隅に入れておいてもいいかもしれない。いや作り方をおぼえておいて必要になってから旅の途中で作ってもいいかもしれない。
[再びの記事あり]
野宿野郎のみなさまは蚊取り線香を使いますか。
携帯用の電子蚊取りですか。肌に塗る虫よけでしょうか。
ぼくは長期の野宿/テント旅の時は蚊取り線香を持っていきます。線香を箱に入れるとかさばるのでビニール袋にいれていきますが、だんだん折れて粉々になってしまいます。まるまる一本を続けて使うことはほとんどないので、まあいいかなと思っています。
蚊取り線香をお使いの方は線香の台はなにを使っていますか。線香に付いているあの逆T字型のやつですか。たしかにあれは長年考え抜かれた形で便利だし軽いし悪くない。
平べったい円筒形のぶら下げられるケースですか。あれはぼくの旅にはかさが高すぎます。
これまでの旅でぼくは金属製のクリップを主に使っていました。
折れた線香は普通にはさんで、折れてないまるごとの場合は外周の適当なところにはさんでおくとクリップのところまで燃えたところで消えて止まります。一本続けて使うことはないのでむしろこのほうがいいのです。
旅行中にこいつを使っていてこんなことがありました。火が付いた線香を消すために火の付いた先っぽをクリップではさもうとしたら、火の付いた線香の先が折れて飛んでいってしまったのです。
テントの中で!
あわてて線香の先をさがしましたが、エイリアンの強酸の体液に溶かされるノストロモ号の船体のように、テントの床はあっという間に穴が開いてしまいました。
なにかもっといい、軽くて、小さくて、便利な蚊取り線香台はないかと思って、前回の工作の「ストーブのふうぼう」の残りの「グリルテーブルガード」の切れ端をみて考えていたのです。正直なところあまりいい考えは浮かびませんでした。
最初、小さな短冊に何枚も切って、格子状に組み合わせてみようと思ったのですが、めんどくさくなって短冊に切ったところでやめてしまいました。でももう切ってしまったので、試しに切ったものの端っこ同士をZの形に蛇腹にホッチキスで止めてみました。
ふむ、悪くはないかも。軽く広げたジグザグの台に折れた線香を載せて火をつけてみたら消えずに最後まで燃え尽きました。
そして、端と端をぐるりと回してくっつけてみたら花びらのような形になりました。
おお、これだと丸のままの線香も置けるではないか。
それでも下にはもしものときのためにさらに燃えないものを敷かなくてはいけないけどね。
なにかもっといいアイデアや商品があったら教えてください。

短冊に切って端っこをZ状にホッチキスで留めてみました

折れた線香を載せて使う

丸く広げると丸のままの線香が載せられる
携帯用の電子蚊取りですか。肌に塗る虫よけでしょうか。
ぼくは長期の野宿/テント旅の時は蚊取り線香を持っていきます。線香を箱に入れるとかさばるのでビニール袋にいれていきますが、だんだん折れて粉々になってしまいます。まるまる一本を続けて使うことはほとんどないので、まあいいかなと思っています。
蚊取り線香をお使いの方は線香の台はなにを使っていますか。線香に付いているあの逆T字型のやつですか。たしかにあれは長年考え抜かれた形で便利だし軽いし悪くない。
平べったい円筒形のぶら下げられるケースですか。あれはぼくの旅にはかさが高すぎます。

折れた線香は普通にはさんで、折れてないまるごとの場合は外周の適当なところにはさんでおくとクリップのところまで燃えたところで消えて止まります。一本続けて使うことはないのでむしろこのほうがいいのです。
旅行中にこいつを使っていてこんなことがありました。火が付いた線香を消すために火の付いた先っぽをクリップではさもうとしたら、火の付いた線香の先が折れて飛んでいってしまったのです。
テントの中で!
あわてて線香の先をさがしましたが、エイリアンの強酸の体液に溶かされるノストロモ号の船体のように、テントの床はあっという間に穴が開いてしまいました。
なにかもっといい、軽くて、小さくて、便利な蚊取り線香台はないかと思って、前回の工作の「ストーブのふうぼう」の残りの「グリルテーブルガード」の切れ端をみて考えていたのです。正直なところあまりいい考えは浮かびませんでした。
最初、小さな短冊に何枚も切って、格子状に組み合わせてみようと思ったのですが、めんどくさくなって短冊に切ったところでやめてしまいました。でももう切ってしまったので、試しに切ったものの端っこ同士をZの形に蛇腹にホッチキスで止めてみました。
ふむ、悪くはないかも。軽く広げたジグザグの台に折れた線香を載せて火をつけてみたら消えずに最後まで燃え尽きました。
そして、端と端をぐるりと回してくっつけてみたら花びらのような形になりました。
おお、これだと丸のままの線香も置けるではないか。
それでも下にはもしものときのためにさらに燃えないものを敷かなくてはいけないけどね。
なにかもっといいアイデアや商品があったら教えてください。

短冊に切って端っこをZ状にホッチキスで留めてみました

折れた線香を載せて使う

丸く広げると丸のままの線香が載せられる
ストーブはあいかわらずカセットガスボンベのものを使っています。
編集長御用達のものだったのですが、まあ例によって編集長は自分のはぶっ壊したので、いまはアウトドア用のチタンのいいストーブを使っているようです。
旅の前にいつも作るストーブの風防を作ってみた。
材料はダイソーの油はねから壁面を守るアルミ箔製の「グリルテーブルガード」。
ハサミで切れるし、どこでも折り曲げられるし、工作が簡単。
製作時間30分。
製作費はもちろん105円。
平地ならこれで十分というか、こっちのほうが軽くて便利じゃないかなあ。自分の好きなようにあつらえて作れるし。既製品の風防よりいいよ〜。

ストーブはあいかわらずカセットガス使用のもの[記事]

風防を付けた状態

風防を付けたまま火力調節も可能。蓋付き(ホッチキスで留めました)

コッヘル載せてもぴったり

折り畳めて、超軽量。チョ〜弱いけどね
編集長御用達のものだったのですが、まあ例によって編集長は自分のはぶっ壊したので、いまはアウトドア用のチタンのいいストーブを使っているようです。
旅の前にいつも作るストーブの風防を作ってみた。
材料はダイソーの油はねから壁面を守るアルミ箔製の「グリルテーブルガード」。
ハサミで切れるし、どこでも折り曲げられるし、工作が簡単。
製作時間30分。
製作費はもちろん105円。
平地ならこれで十分というか、こっちのほうが軽くて便利じゃないかなあ。自分の好きなようにあつらえて作れるし。既製品の風防よりいいよ〜。

ストーブはあいかわらずカセットガス使用のもの[記事]

風防を付けた状態

風防を付けたまま火力調節も可能。蓋付き(ホッチキスで留めました)

コッヘル載せてもぴったり

折り畳めて、超軽量。チョ〜弱いけどね